放課後カルテを見逃した！見逃し配信で見る方法は？

卒業式が近づき、学校では新しい節目を迎えようとしていた。保健室にいる牧野（松下洸平）のもとには、来月産休から復帰する養護教諭・岩見（はいだしょうこ）が挨拶に訪れ、引き継ぎの話をする。徐々に変わりゆく環境の中、牧野は自分の役割について考えを巡らせる。

そんな折、牧野が学校に携わるきっかけとなった過去の患者・真琴（三浦綺羅）の近況が気になり、咲間（吉沢悠）を訪ねて彼の様子を尋ねる。そこで、真琴が「胸の痛み」を抱えながらもそれを隠していることを知る。牧野は、この痛みが単なる身体的な問題ではなく、精神的な要因が関係しているのではないかと考える。

「この痛みを取り除くことこそ自分の仕事だ」と使命感を抱いた牧野は、高崎（田辺誠一）に真琴への継続的なケアを申し出る。心の問題に寄り添う重要性を訴えながら、牧野は自分ができる最大限のサポートを真琴に提供しようと決意する。

新たな季節を迎える準備が進む中、牧野の思いが真琴や学校全体にどのような影響を与えるのか――。卒業を前にした大切な時間の中で、心温まる物語が静かに展開していく。

心疾患を抱える直明（土屋陽翔）は、母・環（ソニン）らが待ち望んでいた手術を受けることになった。弟の手術を控えた啓（岡本望来）は不安を抱えており、兄の牧野（松下洸平）は励まそうとするが、医師として「絶対大丈夫」と断言できず葛藤する。

直明は入院中に仲良くなったるか（佐藤恋和）や、以前学校探検で出会った拓真（柊吾）、宏哉（吉田奏佑）、大和（山口暖人）との「元気になったらまた会おう」という約束を胸に抱き、手術への準備を進めていた。

しかし、ある日、直明は手術を終えたばかりのるかの姿を目にし、大きなショックを受けて心を閉ざしてしまう。そんな彼を励ますため、啓の頼みを受けた牧野が病院を訪れるが…。

第八小学校で音楽会の練習が進む中、1年2組の真愛が抱える問題が浮き彫りになる。教室ではクラスメートと話すことも歌うこともできず、母・彩は悩みを抱えていた。自宅では普通に会話でき、成績にも問題がない真愛。しかし、なぜ学校で話せないのかがわからない。

担任の芳野と母の彩から相談を受けた牧野は、真愛が「場面緘黙」という特定の場面で声を出せなくなる状態であると診断。クラスでのサポート方法を芳野にアドバイスしつつ、彩と共に真愛の自宅を訪ねる。彩は「育て方が悪かったのでは」と自責の念を抱くが、牧野は優しく寄り添う。

真愛は席替えで前の席になった未沙と仲良くなりたいと感じているものの、自分の心の中にいるキャラクター・カピ太の後ろ向きな声に引っ張られ、勇気が出せない。そんな中、牧野が「交換日記」で真愛の気持ちを引き出そうとしていることを知った篠谷は、「まずは牧野が真愛の『友達』になるべきだ」と提案する。

真愛の心を開くカギとなるのは、周囲の大人たちの寄り添いと、友達とのつながり。音楽会をきっかけに、彼女が一歩を踏み出せる日は来るのか――温かくも繊細な物語が動き出す。

その日、6年2組のれいか（畠中一花）が保健室に居座っていた。体調に問題はなく、保健室を出ようとしないれいかに対し、牧野（松下洸平）は迷惑そうな態度を見せるが、篠谷（森川葵）は何か事情があるのではないかと気づき、牧野にれいかを託して教室へ戻る。

れいかは最近、率直な物言いをしてしまう自分の性格を、クラスメートのアローラ（コール レクシー）から「感じが悪い」と指摘され、孤立していたことが判明。篠谷は授業後にアローラたちに話を聞き、れいかと何があったのかを詳しく知ろうとする。

一方、牧野は6年1組担任の藤岡（平岡祐太）に頼まれ、不登校児の聡（渡邉斗翔）の家庭訪問に同行。聡は父親が家を出て行って以来、自室にこもりがちになり、母の順子（市川由衣）ともほとんど顔を合わせていない状態だった。牧野は聡の健康状態を気に掛けるが、看護師の順子は急な仕事のため、詳しい話をする間もなく出て行ってしまう。

その直後、牧野と藤岡を避けるように家を飛び出した聡は、外で様子を見ていたれいかと遭遇。聡の家出を目撃した藤岡は懸命に対応を試みるが、聡はれいかとともにその場を離れ、バスに乗ってしまう。

牧野は慌てて自転車でバスを追いかけ、れいかと聡に追いつこうとする。逃げる二人と追う大人たちの間に緊張が高まる中、れいかが家を飛び出した理由、そして聡が抱える心の痛みが徐々に明らかになっていく。

果たして、れいかと聡の心に寄り添い、彼らを安心させることができるのか――大人たちの努力と子どもたちの思いが交錯する、心揺さぶる一幕が描かれる。

保護者対応や行事準備に追われ、寝坊や体調不良が目立つようになった篠谷（森川葵）を、同僚の牧野（松下洸平）は何かと気に掛けていた。初めて6年生担任を持つ篠谷に対し、芳野（ホラン千秋）や藤岡（平岡祐太）も気遣いを見せるが、篠谷は「自分でやらないと」と頑なに人に頼ることを避ける。その結果、教室内の「TO DO」を書いた付箋は増える一方で、彼女の負担はさらに重くなっていた。

そんな篠谷のクラスでは、れいか（畠中一花）、遥（斉藤百花）、芽依（凉川美春）の仲良しグループに、普段あまり話さない凛（中田煌理）が混ざる姿があった。だが、流行りの色つきリップや原宿での遊びについて盛り上がるれいかたちの話題についていけず、凛は疎外感を感じていた。

一方、れいかが授業中に使っていた色つきリップを篠谷が没収したことで、れいかの母が学校に乗り込んでくる事態に発展。「子どもの個性を尊重してほしい」と声を荒げる保護者対応に疲弊し、不眠と食欲不振が続く篠谷の心身は限界に近づいていた。

さらに追い打ちをかけるように、教室内で「篠谷先生としゃべった人、ムシしようね」と書かれたメモを発見。信頼関係を築きたいと思い努力してきた篠谷は深く傷つき、誰にも相談できず孤立していく。

ある日、帰宅途中に立ち寄ったコンビニで、色つきリップをじっと見つめる凛の姿を偶然目にする。篠谷はそっと話しかけようとするが、果たしてうまく言葉を掛けられるのか――。

疲れ果てた篠谷と、クラスで孤立を感じる凛。この偶然の出会いが、二人の間にどんな変化をもたらすのか。それぞれが抱える問題に向き合い始める、温かくも切ない一幕が描かれる。

牧野（松下洸平）は、両親との関係に苦しみ、心に深い傷を負っている羽菜（小西希帆）に寄り添いたいと感じ、自宅を訪ねる。「お前を助けたい」と語りかける牧野の背景には、彼が過去に経験した苦い出来事があった。

数か月前、牧野が働く大学病院にシングルファーザーの貴之（塚本高史）が息子・真琴（三浦綺羅）を連れて診察に訪れ、牧野は真琴の症状をインフルエンザと診断する。しかし、2週間が経っても熱が下がらず、再び病院を訪れた貴之に対して、高崎（田辺誠一）は別の細菌感染と診断。これにより貴之の牧野への不信感が強まる。高崎から、患者や保護者の気持ちに寄り添うよう忠告を受けるも、牧野は真琴のカルテを再度確認し、発熱の原因に気づく。

焦りから貴之に電話する牧野だったが、強い口調が真琴を怯えさせてしまい、電話は途中で切れてしまう。その後、貴之が来院をキャンセルしたと知ると、牧野は無断で真琴を病院に連れてくる強硬手段に出るが、この行動が思わぬ事態を引き起こしてしまう。牧野は、羽菜への対応に悩みながらも、過去の失敗を教訓に、彼女の心の支えとなれるよう奮闘する。

6年生が2泊3日の野外宿泊学校に参加し、共同生活を通してクラスメイトの新たな一面を知る機会を得る中、事件が動き出す。牧野（松下洸平）は嫌々な態度を隠そうともせず、篠谷（森川葵）は呆れる。一方、児童たちがそわそわする中で、水本羽菜（小西希帆）は浮かない顔をしている。

羽菜が抱える心の重荷は、7月のある事件に関係していた。それは、クラス皆で作り上げた七夕飾りが、放課後に何者かに壊されたというもの。皆が一希（上田琳斗）を犯人と疑う中、実際の犯人は羽菜だった。彼女は孤独感から破壊衝動を抱え、つい手を染めてしまったのだ。しかし、一希は真実を知りながらも羽菜の秘密を守り続けていた。

だが羽菜は、一希がいつか誰かに真実を漏らすのではないかと不安を募らせ、野外学校中も気が気でない。そして、焦りから衝動的に一希を川へ突き飛ばしてしまう。目撃者の牧野は羽菜と向き合おうとするが、羽菜と一希は救護室から逃げ出す。

二人が逃げた先に待つものとは…？

牧野（松下洸平）は、かつて病院で担当していた患者・冴島直明（土屋陽翔）の姉が、6年2組の児童・冴島啓（岡本望来）だと知る。実は啓は、牧野を慕う弟・直明のために、保健室に悪い噂を流し、牧野を小学校から追い出し、再び病院に戻そうと画策していたのだ。

牧野が小学校に赴任した後、直明の主治医となった咲間（吉沢悠）は、直明の状態が回復してきたことから、春頃には手術が可能になると母・環（ソニン）に話す。退院の可能性に直明は喜ぶが、母親は直明の体調を最優先に考え、学校へ行くことを許さない。しかし、好奇心旺盛な直明は、環が家を留守にしている間に外出を決行し、姉の啓が一緒についていく。

直明は学校に忍び込み、啓の目を盗んで校内の探検に出かけてしまう。同じ頃、学校で怪談ツアーをしようと隠れていた拓真（柊吾）、宏哉（吉田奏佑）、大和（山口暖人）と出会った直明は、6年生の彼らと「友達」になる。しかし、学校を探険している途中で、直明の体調は次第に悪化していく。

一方、啓は学校内で唯一直明の体調を知っている牧野に助けを求め、二人で直明を探し始める。果たして直明は無事に見つかるのか――時間が迫る中、牧野は必死で彼を探し続ける。

東多摩第八小学校では、6年生を対象にAED講習が行われていたが、児童たちは真剣に話を聞こうとせず、牧野（松下洸平）は命の大切さを訴える。そんな中、6年生の理子（中村たんぽぽ）は、クラスメイトの啓（岡本望来）から「牧野が患者を殺した」という話を聞き、不安を感じていた。この噂はすぐに児童たちの間に広がり、「保健室に行ってはいけない」といった無責任な噂まで流れるようになる。

担任の篠谷（森川葵）は、噂が広がる背景には牧野の普段の態度にも一因があると指摘するが、牧野は耳を貸さない。

そんな中、理子は腹痛に耐えきれず、誰もいない保健室にこっそり入るが、そこで牧野に見つかってしまう。さらに、理子はお腹以外にも異変を感じ、啓の忠告を無視して牧野に助けを求める。牧野は理子の不安に真摯に対応し、病気を放置する危険性を改めて児童たちに伝える。

その後、4年生の勇吾（湯田幸希）が突然気胸で倒れてしまう。牧野はすぐに緊急処置を施すが、勇吾が気胸になった原因には、ある隠された事情があったことが明らかになる。

小児科医の牧野（松下洸平）は「学校医」として東多摩第八小学校に赴任するが、仏頂面で「保健室にはなるべく来ないでほしい」と言い放ち、児童や6年2組の担任・篠谷（森川葵）を驚かせる。牧野は、医師を学校に常駐させるという新しい取り組みの一環で大学病院から派遣されていたが、そこには複雑な事情が隠されていた。

その日、保健室にやってきた児童・ゆき（増田梨沙）は、授業中によく居眠りをしてしまうため、保健室で寝ることを心の拠り所にしていた。しかし、牧野から「勝手に寝るな」と叱られ、ゆきの平穏が崩れる。

一方、やんちゃな児童・拓真（柊吾）は裏山の立入禁止エリアで「カッコいい秘密基地」を発見し、興奮した彼は友達の宏哉（吉田奏佑）と大和（山口暖人）を連れて裏山に向かう。しかし、体調不良を隠していた拓真は、突如藪の中で倒れてしまう。

現場に駆けつけた牧野は、担任の篠谷とともに拓真の様子を見て、即座に病気の可能性を絞り込んでいく。数日後、ゆきの居眠りが一向に改善しないことを心配した篠谷は、牧野に相談するが、児童の本心を理解しようとしない牧野に対してフラストレーションが爆発し、言い合いになってしまう。

その矢先、ゆきがグラウンドで倒れたという知らせが入り、牧野は再び児童たちの命を守るために奔走することになる――。