フジテレビドラマ【Dr.アシュラ】を見逃した！見逃し配信で見る方法は？

救急科のメンバーたちは古いカルテの電子化作業を進める中で、理事長・阿含百合がかつて総理の命を救った医師だったことを知り驚く。

作業中、薬師寺保は「杏野朱羅」と記された一枚のカルテに気づき、中を開こうとした瞬間、朱羅本人が現れて慌てて隠す。その直後、朱羅が予知するようにつぶやいた「…来る」の言葉通り、ホットラインが鳴り、交通事故の重体患者が搬送される。

身元不明、意識不明、深刻な外傷という三重苦に緊張が走る現場。診療部長・金剛からの叱責にも関わらず、チームは治療に全力を尽くす。

夕方、警察からの連絡でついに患者の身元が判明。だがその人物が誰なのかは、物語の鍵を握ることになる予感を漂わせて幕を閉じる。

救命医・杏野朱羅（松本若菜）は、仕事に命を懸けるような働きぶりで、仮眠以外に「休む」という概念を持たない。

看護師長・三宝加代子（阿南敦子）が、救急科の体制も整ってきた今こそ休養を取るよう勧めるが、朱羅はまったく耳を貸さない。

ついには救急科科長・大黒修二（田辺誠一）が、「休んでくれ！」と本気で懇願。院長・多聞真（渡部篤郎）からも、働き方改革の観点から朱羅を休ませるよう強く命じられていた。

しかし朱羅は「興味ない」と休憩室から出ていってしまう。

その頃、初療室では薬師寺保（佐野晶哉）と梵天太郎（荒川良々）があたふたしながら患者を診ており、看護師の九曜沙苗（結城モエ）は「アシュラ先生がいないと調子が出ない」とぽつり。

そこに現れた朱羅が、保たちに的確な指示を出し治療にあたろうとするが、多聞が割って入り「帰って休め」と強制退場。今回の患者は保でも対応可能と判断したうえでの決断だった。

その夜、朱羅は“働ける喜び”を感じながら現場に戻ってくる。そして予知めいた「…来る」の言葉の直後、ホットラインが鳴り響く。

搬送されてきたのはマンション3階から転落した60代の男性。妻は「ベランダで足を滑らせたのかも」と語るが、その様子にはどこか違和感が漂っていた――朱羅の直感が何かを感じ取る。

事件性を含んだ展開が始まりそうな気配が漂う中、朱羅の本領が再び問われる。

帝釈総合病院・救急外来。研修医・薬師寺保（佐野晶哉）は、朱羅（松本若菜）の指示に完璧に応じて動く夢を見ていた。

夢の中で朱羅に「腕上げたね」と褒められ、「ボウズ卒業だ」と満面の笑みを浮かべる保。しかし、ソファから転げ落ちて目覚め、それが夢だったと気づく。

「いい夢だったな…」と呟き、気合を入れて勤務に向かう。

現場では、夜勤明けの梵天太郎（荒川良々）と六道ナオミ（小雪）が疲れた様子で休憩中。保は「お疲れ様でした」と声をかける。

そこへ大黒修二（田辺誠一）が上機嫌で現れ、「ちょっと聞いてくれ」と話し始める。

そのとき、ホットラインが鳴り響き、建築現場の崩落事故による負傷者搬送の要請が入る。

朱羅が即座に「連れてきて！」と応答し、保も「夢でできたんだし、やるぞ…」と気合を入れるが、実際の現場では焦りから空回りしてしまい、理想とかけ離れた現実に直面する。

帝釈総合病院・救急外来の休憩室では、救急科長・大黒修二（田辺誠一）がスマホでニュースを見ていた。内容は元院長・不動勝治（佐野史郎）の逮捕という衝撃的なもので、現場には静かな緊張が漂っていた。

この日、救急科のエース・杏野朱羅（松本若菜）は学会で不在。九曜沙苗（結城モエ）と三宝加代子（阿南敦子）は、杏野不在の状況を不安視するが、大黒は新たに加わった梵天太郎（荒川良々）の存在に自信を見せる。

しかし、期待とは裏腹に、初療室からの緊急連絡に駆けつけた大黒たちが目にしたのは、うろたえる梵天の姿。患者は自転車での転倒事故により耳が完全に切断されていた。再接着には形成外科医の技術が不可欠だが、あいにく担当医は手術中で、対応できるのは夜になるという。

タイムリミットが迫るなか、「杏野がいれば…」とこぼす医師たち。そのとき、「お困りのようね」と登場したのが、アメリカ帰りの形成外科医・六道ナオミ（小雪）。彼女の出現により、絶望的な状況に一筋の光が差し込む。

緊迫した現場に現れた救世主の登場が、再び救急科に風を吹き込む――まさに“医療ドラマの醍醐味”が凝縮された一幕である。

「日本のゴッドハンドが世界の金融王の命を救った」という美談が世間を賑わせていたが、実際にフィンク（厚切りジェイソン）を救ったのは梵天（荒川良々）ではなく、救命医の杏野朱羅（松本若菜）だった。

朱羅の功績が一切公表されないことに納得のいかない救急科メンバーたち。
一方で、外科の医師たちは梵天の失態を笑いものにし、彼自身も居心地の悪さと罪悪感に苛まれていた。

そんな中、理事長・阿含百合（片平なぎさ）に呼ばれた梵天はフィンクの病室を訪れ、フィンク本人から「あなたのオペがなければ私は生きていなかった」と感謝の言葉をかけられる。
さらに、フィンクは新病院の設立費用を寄付すると申し出るが、ある懸念事項を口にし……。

その頃、朱羅は勤務中にこっそり外出。後をつけた薬師寺保（佐野晶哉）は朱羅と偶然を装って合流し、古びたラーメン店で共に食事を楽しむ。
だが帰り道、朱羅が「いつもと後味が違う」と異変を察知し、ラーメン店へと走り出す――。

命の現場で繰り広げられる人間ドラマは、新たな局面を迎える。

梵天太郎がスティーブ・フィンクの命を救ったとされる報道が世間を賑わせる中、実際には救命医の杏野朱羅が処置を行っていた。だが彼女の名前は記事に載らず、外科医たちは梵天の失態を笑いのネタにしていた。

気まずさを抱える梵天だったが、理事長・阿含百合に呼び出され、フィンク本人から感謝の言葉を受ける。さらにフィンクは新病院の設立費用の寄付を申し出るが、一つ条件を提示する。

一方、朱羅は勤務中にラーメン店へ立ち寄り、薬師寺保と共に味を楽しむが、直後に「後味が違う」と異変を察知。急いで店へと戻る…。

この回では、朱羅の医師としての嗅覚と、名ばかりの「英雄」にされた梵天の葛藤が描かれる。

後味の違いに朱羅が気づいた理由、気になった？

帝釈総合病院に、かつて救急科科長として活躍した多聞真（渡部篤郎）が帰国する。理事長・阿含百合（片平なぎさ）が新たに設立を目指す「国際帝釈病院」のため、海外から呼び戻したのだった。

救急科にとっては朗報と思われたが、多聞は帰国早々、杏野朱羅（松本若菜）に衝撃の言葉を告げる。「救急科は近いうちに閉鎖する」と。

かつて「二人で日本の救急を変えよう」と誓い合った仲だっただけに、多聞の冷淡な言葉に朱羅は深いショックを受ける。

そんななか、救急科にはひっきりなしに患者が運ばれてくる。救急隊員・吉祥寺拓巳（猪塚健太）がストレッチャーで搬送してきたのは、川に転落して心肺停止となった男児。体は冷えきっており、初期研修医・薬師寺保（佐野晶哉）は強い動揺を隠せない。

懸命に心臓マッサージを続けるも、1時間が経過。保は諦めの表情を浮かべ、動きを止めてしまう。

しかし、朱羅はその手を止めなかった。保を押しのけ、自らが心臓マッサージを開始する。

「……まだ生きなきゃ。頑張れ！」

祈るように叫ぶ朱羅の声が、緊迫した初療室に響く。

多聞の変化、救急科の未来、そして目の前の命。朱羅は何を信じ、何を守ろうとしているのか――。
熱き信念を胸に、命の現場で闘う救命医たちのドラマが加速する。

帝釈総合病院・救急科。初期研修医の薬師寺保（佐野晶哉）は、配属早々に当直へと突入。不安な表情を見せる保に、看護師の水吉歩夢（荒井玲良）は「この病院では重症患者は受けていない」と話す。医療ミスを避けるための、院長・不動勝治（佐野史郎）の方針によるものだった。

その言葉に安堵する保だったが、歩夢は「でも今日もアシュラ先生いるからね」と意味深な一言を残す。

保が休憩室に向かうと、ソファで眠っているスクラブ姿の女性の姿が。彼女こそが“アシュラ先生”――救命医・杏野朱羅（松本若菜）である。元・救急科科長であり、現在は師匠・多聞真（渡部篤郎）の意思を継ぎ、孤軍奮闘している存在だった。

その美しさに見とれる保をよそに、朱羅は突然目を覚まし「来る！」と呟き、初療室へと向かう。直後、救急隊からのホットラインが鳴り、心肺停止患者の受け入れ要請が届く。朱羅は即座に「すぐに連れてきて」と応答。

到着した救急車から運び込まれた患者に対し、朱羅は心臓マッサージを引き継ぎ、保と歩夢に的確に指示を出しながら必死の蘇生処置を行う。

その最中、銃で撃たれたヤクザの組長が、舎弟たちに担がれて病院へ運び込まれる。舎弟は「そんな女よりオヤジを治せ！」と朱羅に詰め寄るが、朱羅は一歩も引かない。

銃を突きつけられても怯まず、「――私の患者に手を出すな」とメスを首筋に向け、真っ向から対峙。まさに“アシュラ”の異名を持つにふさわしい姿を見せる。

その頃、医療法人帝釈会・理事長の阿含百合（片平なぎさ）は、「国際帝釈病院」新設に向けて着々と動き出しており――。

正義と覚悟を背負った女医が、理不尽にも命にも屈せず、命の現場を駆け抜ける。迫力満点の救命ドラマが幕を開ける。