わたしの宝物を見逃した！見逃し配信で見る方法は？

神崎美羽の過去と現在が交錯し、物語は大きな転機を迎える。

美羽は水木莉紗に呼び出され、冬月稜との関係を問いただされる。冬月を巡る話に動揺する美羽だったが、同じ頃、夫・神崎宏樹も冬月と美羽の繋がりにたどり着き、冬月と直接対峙していた。宏樹は冬月に怒りをぶつけるものの、冬月が栞の本当の父親について何も知らない様子に驚き、最終的には冬月をその場から帰らせる。

帰り道、宏樹の言動や美羽の過去の言葉が頭を巡り始めた冬月は、栞についての真実が気になり、小森真琴を訪ねる。しかし、真琴はその問いに答えようとしない。

その夜、美羽はついに決心を固め、宏樹に離婚について話し合いたいと申し出る。「栞とは離れない」と強い意志を見せた美羽は、一人で栞を育てるため本格的に就職活動を開始するため、真琴の雑貨屋を辞める決意をする。

一方、冬月は仕事中に宏樹からのメールを受け取る。そのメールには「融資は見送らせていただきます」という冷徹な言葉が書かれていた。美羽、冬月、宏樹、それぞれの関係が複雑に絡み合う中で、物語は新たな局面を迎える。

美羽が選んだ未来と、3人の想いが交錯する結末とは――それぞれが見つけるべき道がどのように繋がっていくのか、目が離せない展開へ。

神崎美羽と夫・宏樹、冬月稜と水木莉紗、それぞれの関係が複雑に絡み合いながら進む物語。

宏樹は美羽に離婚を切り出したものの、話し合いを避け、進展しない現状に苛立ちを感じていた。美羽が隠している「他の男」の存在が気になり、友人の浅岡忠行に相談するが、解決の糸口は見えない。一方、美羽もまた離婚を巡る状況について、小森真琴に思いを打ち明ける。栞と離れることだけは避けたいという真琴の言葉に影響を受け、美羽は栞のために自分が何をすべきかを改めて考え始める。

冬月は、美羽との関係を想起させる『刺繍の栞』に思いを馳せながらも、手紙を通じて美羽への想いを伝えていた。その手紙を受け取った美羽は、想いをしっかり受け止めた上で、手紙を処分するよう真琴に依頼する。そんな冬月の行動に、恋人の莉紗も複雑な感情を抱き、冬月が大切に想う相手が誰なのか気になり始める。

一方、宏樹は仕事上で冬月と莉紗にメールを送るが、その内容に『子供』という言葉が含まれていた。それを目にした莉紗は疑念を抱き、真実を確かめるために宏樹へ電話をかける。

それぞれが交錯する思いと隠された真実。家族、愛、そして葛藤が絡み合う中、物語は新たな局面へと向かう。『刺繍の栞』に象徴される想いが、登場人物たちの運命をどのように導いていくのか――。

神崎宏樹（田中圭）から家を追い出され、行き場を失った神崎美羽（松本若菜）は、母・夏野かずみ（多岐川裕美）が一時外出の許可を得たと聞き、彼女とともに中学生時代によく通った給水塔の見える公園を訪れる。かずみは美羽に、「あなたが毎日楽しそうにしていた場所だから」と懐かしみながら、「最後に笑顔が見たかった」と優しく語りかける。その言葉に、美羽は胸を締め付けられる思いを抱きつつ、母との貴重な時間を過ごす。

一方、宏樹はベビーシッターから娘・栞が熱を出したと連絡を受け、仕事の打ち合わせを急いで切り上げるが、タクシーがつかまらず焦っていた。打ち合わせ相手の冬月稜（深澤辰哉）は、美羽の夫が宏樹であることを知りつつも、宏樹にタクシーを譲る。だが、宏樹が断ったため、複雑な心境のまま同乗することに。車内で、冬月の厚意に素直に感謝する宏樹と、それを複雑な思いで受け止める冬月の間には微妙な空気が流れる。

その頃、水木莉紗（さとうほなみ）は、亡くなった下原健太（持田将史）の弟・隼人（西垣匠）からの励ましを受け、ついに冬月に仕事を辞めたいと告げる。さらに、かつてアフリカで起きた出来事についても話さなければならないと決意。冬月に対し、自分が背負ってきた過去の重荷を打ち明け始める。

美羽が母との穏やかな時間を過ごす一方で、宏樹は栞のもとへ急ぎ、冬月と莉紗もそれぞれの葛藤に向き合い始める。それぞれの物語が交差する中、家族や愛する人たちとの関係が新たな形で動き出そうとしていた。

小森真琴（恒松祐里）の言葉がきっかけで疑念に駆られた神崎宏樹（田中圭）は、DNA鑑定を行い、自分が娘・栞の実の父親ではないことを知ってしまう。ショックを受けた宏樹は突然姿を消し、栞を連れてどこかへ向かう。一方、妻の神崎美羽（松本若菜）は、夫と娘を必死に探し回る。

その頃、冬月稜（深澤辰哉）は、同僚の水木莉紗（さとうほなみ）から寄せられていた想いを受け止める決意をし、彼女の真剣な気持ちと向き合うことを決める。

一方、宏樹は栞を連れて海へ向かうが、そこで何をすればいいのか分からず苦悩していた。ふと入ったカフェで、隣にいた夫婦が子どもを「パパ」と呼ぶ言葉に触れ、自分が本当の父親ではないという現実が胸を突く。絶望を深めた宏樹は、心に重い影を落としたまま、栞を連れて彷徨い続ける。

そんな中、美羽の元に真琴が訪れる。真琴は、美羽と冬月が団地の公園で親しげにしていたところを目撃したことを打ち明け、自分がそのことを宏樹に話したと告白する。さらに、もし宏樹と栞に何かあったら、それは美羽のせいだと言い放ち、激しく非難してその場を去る。

言葉を失いながらも、美羽はただ宏樹と栞の無事を祈り続ける。やがて、美羽は宏樹の書斎でDNA鑑定書を発見し、夫が抱えていた苦悩を初めて知る。その頃、宏樹は栞を抱えたまま、絶望の果てに海の中へ一歩ずつ踏み出していた。

果たして、美羽は家族を救うために間に合うのか。そして、宏樹が下す決断とは――家族の絆が試される極限の瞬間が訪れる。

神崎美羽（松本若菜）は、いつも支えとなってくれた冬月稜（深澤辰哉）が、大切な人たちを守れなかったことに深く傷つき、涙を流している姿を見て、そっと寄り添おうと手を伸ばす。その温もりに触れた冬月は、美羽を思わず抱きしめ、2人は静かに抱擁し合う。しかしその光景を、美羽の親友・小森真琴（恒松祐里）が偶然目撃してしまい、動揺してその場を立ち去る。

帰宅した美羽は、夫・神崎宏樹（田中圭）と娘・栞が「おかえり」と笑顔で迎えてくれる日常に触れ、自分にとってこの家族がどれほど大切な存在かを改めて実感する。だが、不倫関係を疑った真琴は、美羽の母・夏野かずみ（多岐川裕美）の一時退院を祝う食事会に訪れる。そこには、美羽と宏樹が築き上げた幸せそうな家庭があり、離婚経験を持つ真琴は羨望と複雑な感情に苛まれる。

一方、冬月は亡くなった同僚・下原健太（持田将史）がよく通っていた児童養護施設を訪れ、そこで健太の弟・隼人（西垣匠）と出会う。冬月の誠実な人柄に触れた隼人は、少しずつ心の靄を晴らし始める。

そんな中、真琴は美羽をランチに誘い、揺れる感情を抑えながらまっすぐ目を見て伝える。「私、美羽さんのこと信じてますから…ちゃんと話してくれるって―」。真琴の言葉に、美羽の心は大きく揺れ動く。家族、友情、そして冬月との特別な絆――複雑に絡み合う関係の中で、美羽はどのような選択をするのか。

神崎美羽（松本若菜）が訪れた図書館で、亡くなったと思われていた冬月稜（深澤辰哉）と再会する。駐車場で待っていた夫・神崎宏樹（田中圭）と娘の栞も美羽の帰りが遅いことを心配し、図書館へと向かう。

冬月に抱きしめられた美羽は、一瞬だけ彼に応えかけるが、複雑な感情を抑え、必死に冬月を突き放してその場を離れる。

冬月が生きていたことに驚きと喜びを感じながらも、家庭を持つ今の自分に戸惑いを抱く美羽。その様子に違和感を覚えた宏樹は、美羽の心の動きを心配する。

一方で、冬月は期待していた美羽の反応に動揺し、友人の水木莉紗（さとうほなみ）に相談するが、莉紗もまた冬月への密かな想いを抱えていた。

美羽への愛情を再認識した宏樹は、喫茶店のマスター・浅岡忠行（北村一輝）や親友・小森真琴（恒松祐里）に相談を重ね、美羽のために何ができるのか模索する。

その宏樹の優しさが美羽の心に響く中、葛藤の渦中にいる美羽に冬月からのメッセージが届く。

「最後にもう一度だけ会って話したい」と記された冬月からのメッセージに、美羽は再び迷いと向き合うことになる。

神崎美羽（松本若菜）の赤ちゃんが元気な産声をあげて生まれた。神崎宏樹（田中圭）は、その子を抱いた瞬間、自然と涙が溢れてしまう。美羽にはその涙の理由がわからなかった。

父親になる自信がなかった宏樹自身も、その溢れ出た感情に困惑し、行き場を無くした気持ちを喫茶店のマスター・浅岡忠行（北村一輝）に相談するのだった。

美羽は、親友・小森真琴（恒松祐里）のアドバイスと、自身の名前を父親につけてもらった思い出から、宏樹に子供の名前を付けてほしいとお願いする。

そして冬月ではなく、宏樹の子供としてこれから育てる決意をするのだった。そんな中、大規模テロの犠牲者と誤報されていた冬月が無事日本に生きて帰ってきた。

一緒に帰ってきた水木莉紗（さとうほなみ）と、冬月と間違えられた本当の犠牲者で、冬月の同僚・下原健太 （持田将史）の弟・隼人（西垣匠）の元へ向かっていた。

そこで隼人に兄のいない悲しみをぶつけられた二人だったが、遺族の想いを背負って生きていくと、冬月は心に誓うのだった。

そして宏樹は、子供の名前を託されたことに対して、自分自身とさらに葛藤するのだった・・・ 。

神崎美羽（松本若菜）は妊娠が発覚するが、DNA鑑定の結果、その子は夫・神崎宏樹（田中圭）ではなく、幼なじみの冬月稜（深澤辰哉）の子であることが判明する。美羽は、冬月がアフリカで大規模テロの犠牲者になったというニュースを見て、真実を隠し、宏樹に「あなたの子よ」と伝える。嘘をつき続けることに不安を感じつつも、冬月との子供が自分のお腹で生きていることを実感し、覚悟を決める。

一方、アフリカの医療施設では、汚れた姿の水木莉紗（さとうほなみ）が、日本人の遺品が冬月のものであると確認し、衝撃を受ける。冬月の死が確定したことで、彼女も放心状態に。

宏樹は、美羽から子供の話を聞いたものの、喜びよりも複雑な感情を抱く。日常的に美羽に厳しい言葉を投げかけてしまう自分が、この子供と向き合えるのか自信が持てず、悩む。そんな感情を喫茶店のマスター・浅岡忠行（北村一輝）に打ち明けつつ、これから美羽と生まれてくる子供とどう向き合うべきか、深く考えるのだった。

神崎美羽（松本若菜）は、中学生時代の色あせない楽しい記憶を抱えながらも、現実ではやりきれない日々を過ごしていた。外面は良いが、夫・神崎宏樹（田中圭）との冷え切った夫婦生活に悩み、乱暴な言葉を投げつけられる日々に、偽物の笑顔を浮かべる自分に嫌気が差していた。

そんな中、親友・小森真琴（恒松祐里）とその息子・幸太（岩本樹起）を家に招いた美羽は、子どもができれば現状が変わるかもしれないと期待する。翌朝、恐る恐るその考えを夫に伝えるも、「自然に任せればいい」と一刀両断され、逆にいらだたれる始末。

ある日、学校の給水塔を見上げた美羽は、中学生時代にそこで過ごした幼なじみとの日々を思い出す。思い出に導かれるように昔よく通った図書館に足を踏み入れた美羽は、そこで偶然幼なじみ・冬月稜（深澤辰哉）と再会する。中学生ぶりの再会に心躍る二人は、当時の無邪気なまま会話を弾ませる。

しかし、美羽が既に結婚していることを告げると、冬月はどこか残念そうな表情を浮かべる。さらに、冬月も仕事でアフリカに行くことが決まっており、二人はもうすぐ別々の道を歩むことを悟る。「神様がくれたプレゼントだね」と語る冬月の言葉に、美羽はこの再会が最後かもしれないと感じるのだった。