フジテレビドラマ【人事の人見】を見逃した！見逃し配信で見る方法は？

人見（松田元太）の上司である平田（鈴木保奈美）は、『日の出鉛筆』で初の女性部長という立場ながら、社長・小笠原（小野武彦）や役員に対して物言えぬ立場に置かれ、部長である意義を見失いつつあった。

そんな中、常務・里井（小日向文世）が、人事部がまとめた「子育て支援策」に社長以外の取締役の賛同を取り付けたと報告。平田は取り組みを世にアピールするため、先輩の篠原裕美子（久世星佳）に雑誌取材を依頼することを提案する。

一方、調達部の川戸舞（大塚千弘）は「マミートラック」の問題に悩んでいた。産休・育休明けに仕事の内容が変わり、周囲のフォローが必要になったことで、職場での立ち位置に不安を抱えていたのだ。平田は彼女に対し、社内託児サービスの導入など支援策が始まることを伝える。

しかし、小笠原社長は自分の知らないところで支援策が進んでいたことに激怒し、計画を却下。翌日には雑誌の取材と託児サービスのプレオープンが予定されていた。

窮地に立たされた平田に対し、真野（前田敦子）は「バレないように取材も託児サービスも決行し、既成事実を作ろう」と提案。人事部は一丸となって作戦を決行するが、その最中に、出張中のはずの小笠原社長が突如現れてしまう――！

平田はこの最大の危機をどう乗り越えるのか。女性部長として、人事部のリーダーとしての真価が試される瞬間が訪れる。

人事部長・平田（鈴木保奈美）が頻繁に里井常務（小日向文世）と密談を重ねていたことに、人見（松田元太）は違和感を覚える。

真野（前田敦子）はそれが人事異動に関するものだと説明するが、そんな折、真野はエントランスでかつての上司・黒澤直樹（長谷川純）の姿を見て動揺する。

真野は9年前、黒澤の下で海外営業部に配属され、彼の期待に応えようと必死に働いていた。

しかし、黒澤からは日常的に怒鳴られ、人格否定をされるなどのパワハラを受け続け、ついには通勤途中に倒れ、出社できなくなった。

当時、真野は平田に相談し、ようやくその行為がパワハラと認定されるが、職場での立場を守るため「大ごとにしないでほしい」と頼む。結果として黒澤は東北支社に異動、真野は人事部へと配置換えになった。

そんな過去を持つ真野にとって、堀（松本まりか）から知らされた「黒澤を本社に戻す動き」は衝撃だった。しかも、そのポストは経営企画部課長という中核ポジションである可能性がある。

里井常務の案では、黒澤には異動のことを伏せたままハラスメント研修を受けさせ、問題なければ復帰させるというものだったが、真野はこれを知り、「ありえない…絶対止めなきゃ」と強い決意を抱き、黒澤の本社復帰を阻止する行動に出る。

『日の出鉛筆』では新卒採用試験が行われ、多くの就活生が面接会場に集まっていた。真野（前田敦子）とともに面接のサポート役を務めることになった人見（松田元太）は、学生たちの発言に強く心を動かされる。

特に「小さいころから日の出鉛筆で働くのが夢だった」と語る新山健太郎（安藤冶真）の文房具への愛情と情熱に感銘を受けた人見は、面接後、偶然再会した新山に「きっと大丈夫」と軽はずみな言葉をかけてしまう。

しかし、三次面接の通過者リストに新山の名前は無かった。情熱を込めて語っていた新山が落選したことに納得がいかない人見は、採用担当のウジン（ヘイテツ）に相談。選考に落ちた学生たち一人ひとりともう一度向き合いたいと提案する。

そのウジン自身も実は“採用面接”を受けている立場だった。クリエイティブな仕事を望みながらも異動が叶わず、転職活動に踏み切るが結果は芳しくなく、挫けそうになっていた。

そんな中、人見のまっすぐな行動に心を動かされたウジンは、内緒で人見とともに選考に落ちた学生たちを集めてバーベキューを開催する。就活で忙しい学生たちに遠慮するウジンだったが、学生たちの反応は意外なもので……。

企業の採用と個人の夢、制度と情熱の狭間で揺れる人々の姿が描かれる、心温まるエピソードである。

『日の出鉛筆』では、社員の家族や地域住民向けにファミリーデーが開催され、人事部は来客対応や体験コーナーの案内に追われていた。

しかし、人見（松田元太）は人事部オフィスで富樫（津和野諒）の息子とゲームに夢中。

その姿を見つけた真野（前田敦子）は、情報が集まるオフィスに部外者を入れたうえにパソコンまで触らせたことに激怒する。

そんな中、受付で案内係を務めていた須永（新納慎也）は、別れた妻・田代綾子（智順）と娘・陽菜（小井圡菫玲）の来訪に動揺する。

綾子は今や同業他社で部長に昇進しており、須永は以前「自分も人事部長」と見栄を張っていたため、嘘を貫くために人事部一同に「今日は自分を“部長”と呼んでくれ」と懇願。

人事部は協力するが、その作戦が本物の部長・平田（鈴木保奈美）には伝わっておらず、事態は混乱を招く。

一方、社長の小笠原（小野武彦）は、転職サイトなどに「日の出鉛筆は前時代的なパワハラ社長がのさばる」などの中傷コメントが書き込まれたと報告を受ける。

里井（小日向文世）は内部の人間の可能性を示唆し、小笠原は激怒。社内に不穏な空気が漂い始める――。

『日の出鉛筆』人事部は、第一営業部の中途採用として「今月中に5名を必ず採用せよ」と厳命を受ける。

第一営業部は創業以来の花形部署である一方、その実態は“黒髪短髪・体育会系出身・肥満NG”という表には出せない偏った採用条件が存在していた。

そんな中、“選ばれし者しか入れない部署”と聞いた人見（松田元太）は、興味津々で「働いてみたい！」と立候補。

平田部長（鈴木保奈美）は、この自由すぎる男が第一営業部に新風を吹き込むかもしれないと期待し、社内の研修制度を利用して送り込む。

第一営業部では、似たような髪型とスーツの社員たちが朝からラジオ体操。部長・岩谷典孝（中野剛）の号令で、部員たちは一斉に外回りへ出発する。その統率された光景に、人見は大興奮。

得意先訪問では、先輩の清川雅人（ドリアン・ロロブリジーダ）に同行。だが、出されたお茶菓子を全部食べてしまい、早速怒られる。

そんな中、部署内に一本の動画が届く。それは、清川がドラァグクイーンとして華やかにパフォーマンスする姿だった。

素性が明らかになった清川は、「もう第一営業部にはいられない」と自ら異動を申し出る。

中途採用どころか人数が減ってしまい頭を抱える平田。すると、堀（松本まりか）は毅然とした表情で宣言する――「第一営業部に多様性の尊重を学ぶ研修を受けさせます！」

画一的な組織に吹き込まれる新しい風。
「変化を恐れず、個を認め合う」ことの意味を、今まさに問うときが来ていた。

『日の出鉛筆』人事部に所属する人見（松田元太）や真野（前田敦子）らのもとに、社員たちから「副業」に関する相談が相次ぐ。

きっかけは総務部から送られた、副業禁止の就業規則を改めて周知する一斉メールだった。

同時期、人事部長の平田（鈴木保奈美）は“法の番人”と恐れられる総務部長・石郡隆正（中田顕史郎）に詰め寄られる。副業を見逃すのは人事部の職務怠慢であり、違反者には処分を下すべきだと厳しく迫られる。

一方、森谷（桜井日奈子）は研究開発部の社員・土橋由依（山口まゆ）から、「VTuber活動は副業にあたるのか？」という相談を受ける。

土橋は“月乃マタタキ”の名義で動画配信やグッズ販売を行っており、収益化もしていた。

高校時代、人と話すのが苦手だった土橋は、自分自身を少しだけ好きになれる手段としてVTuberを始めたという。

その話に、かつて自分も漫画を描きながらコンクールに応募できなかった過去を持つ森谷は深く共感し、つい「協力します！」と約束してしまう。

その頃、人見もVTuberという存在を初めて知り、興味を持ち始める。

後日、平田の指示で社内に「副業禁止」のポスターを貼ることになった森谷は複雑な思いを抱えながらも研究開発部へ。しかし土橋には、「VTuber活動はこっそり続けて」とこっそり助言をする。

そんな中、突然社内に“月乃マタタキ”の声が大音量で響き渡る。慌てて声の発信源をたどると、なんと人見がフリースペースでプロジェクターを使って動画を再生していた――！

「月乃マタタキ」の正体、守るべき規則と社員の夢。揺れる人事部の決断とは？

『日の出鉛筆』人事部の人見（松田元太）をはじめとする若手社員たちは、チームで協力しながら謎を解いていく脱出ゲーム風の社員研修に参加することに。だが、人見は映画やゲームのような非日常感を期待していたため、「ピエロの仮面も鎖も出てこない」と不満を漏らす。

そんな中、真野（前田敦子）は人見に勤怠管理システムの画面を見せ、彼の残業時間が150時間を超えていることを指摘。思いついた時に打刻していたという人見に対し、真野は激怒する。

するとそこへ、タイミング悪く労働基準監督署の調査が入る。匿名での通報によるもので、結果として『日の出鉛筆』は隠れ残業と未払い残業代について指摘を受ける。

人事部長の平田（鈴木保奈美）から報告を受けた常務取締役の里井（小日向文世）は、無記録で残業させている部署の存在を問題視。それを受け、真野は人見と共に商品企画部のリーダー・植木奈緒子（珠城りょう）に会いに行く。

植木は、看板商品『シルキーボール』のリニューアル社内コンペを控え、自らの判断で勤怠を記録せず、サービス残業をしていた。自身の案が通るかどうかの瀬戸際にいるため、「何とか人事の方で対応してほしい」と主張し、真野の忠告にも耳を貸さない。さらに、持ち出し禁止の会社PCを自宅に持ち帰り、違反行為までしていた。

一方で、人見は「匿名通報者は誰なのか？」という疑問を抱き、社外に出た植木の行動を追うことになるが――。

働き方改革の課題、労務管理のリアル、そしてそれぞれの立場のジレンマが交錯する、緊迫のエピソード。

大手文房具メーカー『日の出鉛筆』は、体育会系の色が濃く残る現場主導の社風が根強く、人事部の声はなかなか届かない。

そんな中、労務担当の真野直己（前田敦子）は、社員の働く環境を少しでも良くしようと日々奮闘していた。部長の平田美和（鈴木保奈美）は、周囲との軋轢を恐れず意見を通そうとする真野にハラハラしながらも見守っている。

そんな人事部では、カラオケ好きな社長・小笠原治（小野武彦）の発案で始まった社内カラオケ大会の準備に追われていた。

須永圭介（新納慎也）はやる気を見せる部下たち、堀愛美（松本まりか）、森谷詩織（桜井日奈子）、ミン・ウジン（ヘイテツ）に発破をかけつつ、自分では動かないという厄介な存在。

そんなまとまりのない人事部に、常務・里井嘉久（小日向文世）が海外から呼び寄せたという“人事のスペシャリスト”が中途採用でやってくるという噂が唯一の希望となっていた。

ついに現れた男に期待を込めて出迎える平田だったが、彼はまさかの退職代行サービスの人間。将来有望だったマーケティング部2年目・瀬沼優（田中洸希）の退職届を持ってきたのだった。突然の事態に動揺する人事部。

そんな中、もうひとり現れたのが「人を見る」と書いて人見、人見廉（松田元太）と名乗る新入社員。人事のスペシャリストだという噂とは裏腹に、会社勤めの経験ゼロ、ビジネスマナーも社会常識も知らないが、驚くほどピュアで素直な青年だった。

この“異物”の登場が、人事部、そして会社全体にどんな波紋を広げていくのか――！？