【ブラックペアン シーズン2】を見逃した！見逃し配信で見る方法は？

天城（二宮和也）は、国際心臓外科学会での公開手術中、患者の徳永（井上肇）が悪性高熱症を発症し、薬がないという絶体絶命の状況に陥る。天城は、母の手術の悪夢と重なる中、人工心肺を使用してバイパス手術を行うという非常にリスクの高い決断を下し、高階（小泉孝太郎）がサポートにつく。しかし、冠動脈3本すべてが切断されているという手術痕が見つかり、その意味が謎を呼ぶ。

その場にいた真行寺（石坂浩二）は、学会の意向として天城に手術中止を勧告するが、佐伯（内野聖陽）は続行を促し、さらに新病院設立の真の目的を天城に明かす。

同じ頃、東城大では結衣（堀越麗禾）が急性僧帽弁閉鎖不全を発症し、世良（竹内涼真）は黒崎（橋本さとし）の助けを借りて緊急手術を行うが、予期せぬアクシデントが発生する。

絶望的な状況で進行する2つの手術。そして、封印されていた「ダイレクト・アナストモーシス」を巡る全ての真実と、「ブラックペアン」の約束の意味がついに明かされる。そして物語の舞台は再びオーストラリアへと移る。2つの命運と、隠されていた真実がどう展開していくのか、目が離せない。

幼少期から心臓に疾患を抱えていた天城（二宮和也）はついに倒れてしまう。彼の命を救うために、佐伯（内野聖陽）が執刀し、世良（竹内涼真）と共にオペを進めるが、手術は困難を極め、天城が助かるためにはダイレクト・アナストモーシスと佐伯式を同時に行うしかないという絶体絶命の状況に追い込まれる。

その時、オペ室に突然現れたのは天城の双子の弟である渡海（二宮和也／二役）だった。佐伯は渡海に、ダイレクト・アナストモーシスを行えるか尋ねるが、渡海は「やりませんよ俺は。あんなギャンブルみたいなこと」と微笑みながら断る。緊迫した状況の中で、天城の命を救うための時間が刻々と迫る。

物語は、天城がオペの際にシャンス・サンプル（二者択一）を行う理由や、ダイレクト・アナストモーシスがどのように生まれたのか、そして彼の切ない過去が明らかにされていく。天城がなぜこれほどのリスクを伴う手術法にこだわるのか、その背景には深い理由があった。

さらに、ブラックペアンに隠された過去とは何か、そしてそれがどのように天城や渡海の運命に絡んでいるのか――物語は過去と現在が交錯し、衝撃的な展開を迎える。天城の命は救われるのか、そして兄弟の間に隠された真実とは何なのか、視聴者の心を揺さぶるクライマックスが待ち受ける。

佐伯（内野聖陽）に対抗するため、副院長の江尻（大黒摩季）は桜宮市医師会会長の真行寺（石坂浩二）を味方につけて、東城大の病院長選に立候補する。真行寺は佐伯の恩師であったが、5年前に起きたある出来事をきっかけに、2人は仲たがいしていた。

その5年前の出来事を密かに探っていたのが天城（二宮和也）である。天城の目的は、自身とその家族に関する秘められた真実を明らかにすることだった。

そんな中、厚生労働省の富沢（福澤朗）が天城を訪ねてくる。富沢は、新病院「スリジエハートセンター」に許認可を出すのは問題があると指摘する。その病院は、患者に法外な治療費を要求する医師がトップを務める病院であった。これを聞いた天城は、あっさりとセンター長を辞任することを決意する。

さらに天城は、かつて渡海征司郎（二宮和也／二役）が住んでいた仮眠室を訪れ、そこで渡海が残した手術資料や私物の中から一枚の写真を見つける。同じ頃、佐伯のもとに渡海から連絡が入る。

そして翌日、天城も佐伯も行方不明になるという異常事態が発生する。

その後、「緊急」と書かれた天城宛の郵便物が届き、世良（竹内涼真）とミンジェ（キム・ムジュン）が代わりに開封する。中には、心エコーと造影CTの結果が入っており、患者名は不明だが、過去にバイパス手術を受けた痕があり、緊急の手術を要する状態であったことが判明する。

この患者はいったい誰なのか？天城と渡海の関係は何なのか？ そして、5年前に起きた出来事とは何だったのか？

すべての謎が絡み合い、天城をめぐる物語は怒涛の急展開を迎える。

天城（二宮和也）の不在中にウエスギモータースの会長・上杉歳一（堺正章）の緊急手術を行った佐伯（内野聖陽）だが、佐伯式は行わずにオペを中断。薬物治療に切り替え、上杉会長は一命をとりとめたが、看護師長の藤原（神野三鈴）はいつもと様子の違う佐伯のことを心配する。その後、上杉会長の息子であり、ウエスギモータース社長の歳弘（城田優）が東城大にやってくる。歳弘は、高額な報酬と引き換えに、なんと上杉会長の手術を失敗してほしいと天城に頼む。父子は経営をめぐって対立関係にあり、歳弘は会長の引退を望んでいたのだ。実は、維新大の菅井（段田安則）が歳弘に入れ知恵しており、ウエスギモータースの医療部門を使ってあることをもくろんでいた。一方、佐伯は副院長の江尻（大黒摩季）と治験コーディネーターの美咲（田中みな実）の３人で会食をすることに。江尻は医療ＡＩ・エルカノを使った遠隔診療の研究を維新大の教授と進めていて、佐伯はそんな江尻にエールを送る。美咲もまた遠隔治療には強い関心を持っているのだが、その理由は…。天城による上杉会長のオペは全日本医学会会長選の日に決まる。しかし、天城が成功率100%のダイレクト・アナストモーシスを失敗…！？さらに、全日本医学会会長選の勝者は一体！？

維新大学の菅井（段田安則）は、日本一の自動車メーカー・ウエスギモータースの上杉会長（堺正章）の手術を成功させ、医学会会長選で巻き返しを狙っていた。その手術には、最新医療ロボット「エルカノ・ダーウィン」が鍵となる。このロボットは、東城大学の高階（小泉孝太郎）の協力で、維新大学の医師・早川玲子（瀧内公美）が開発したものだ。

菅井は上杉にエルカノ・ダーウィンを使った手術を提案するが、上杉は「操縦する医者も世界一でなければならない」と要求する。そこで現れたのが天城（二宮和也）であった。実は、菅井は上杉の手術の前に、エルカノ・ダーウィンに技術を学習させるため、天城に臨床試験を依頼しており、天城は上杉の莫大な財産を知ってその依頼を引き受けていた。

臨床試験の日、天城は患者の状態を確認後、突然手術の中止を宣言する。その一方で、玲子は過去に維新大学の看護師であった猫田（趣里）と再会する。猫田は8年前にある事件を起こして退職しており、その事件が玲子によって再び掘り返されることに。そして、臨床試験当日、玲子が突然胸を押さえて倒れ込む。

維新大が開発した最先端医療AIを使った公開手術は、天城（二宮和也）によって予想外の結末を迎えた。その天城に、韓国で飲食店チェーンを経営する木崎（恵俊彰）から手術の依頼が舞い込む。

天城がデザインを進める新病院の莫大な建築費に頭を悩ませていた佐伯（内野聖陽）は、新病院への50億円の出資を条件に手術を引き受けるよう提案する。天城はシャンス・サンプルを行うために韓国へ飛び、木崎との条件を受け入れた上で勝利する。

木崎は手術を受けるため東城大の特別室に入院する。同じ時期に、ソヒョン（チェ・ジウ）も術後の検査のため東城大に訪れ、木崎と鉢合わせする。実は木崎とソヒョンはライバル関係にあり、ソヒョンが手術を受けるために手放した店舗を木崎はすべて安値で買い取り、残る1号店も狙っていた。

汚い手を使って事業を拡大させてきた木崎を憎むソヒョンは、天城に手術を行わないように提言するが、天城は意に介さない。ところが、木崎が裏で菅井（段田安則）とつながっていることが判明する。

患者に危険な手術を行い、巨額の費用を要求する天城（二宮和也）の行為が詐欺に当たると主張し、医療訴訟で有名な弁護士・戸島和子（花總まり）が市民団体を引き連れて東城大に乗り込む。佐伯（内野聖陽）は天城の今後予定している手術を即刻中止とすることで、その場を収めることに成功する。

帰り道で和子が美和（葵わかな）と言い争う場面を世良（竹内涼真）が目撃し、仲裁に入る。しかし、和子が美和の母親であることが発覚。突如和子がその場で倒れ、世良が緊急対応にあたり冠動脈のバイパス手術が必要と判断する。しかし、石灰化が激しい部位があり、手術を断念せざるを得ない状況になる。治せるのは天城のダイレクト・アナストモーシスだけだが、和子は天城の手術を拒否する。

和子は維新大が開発した医療AI「エルカノ」による保険適用のバイパス手術を受けることを決意。維新大教授の菅井（段田安則）はAIを使った手術を成功させ、日本医学会のトップの座に近づこうとしていた。

一方、世良は和子の抗議活動を止めるため、美和と3人で食事に出かける。その帰り道、美和が母に対する想いを涙ながらに語る姿を見た世良は…。

果たして最新のAIは和子の命を救えるのか？天城の新病院プランには暗雲が立ち込めるのだった…。

天城（二宮和也）は桜宮市で計画中の新病院を「スリジエハートセンター」と勝手に命名する。しかし、佐伯（内野聖陽）から地元関係者への説明が先だとたしなめられる。天城は自身のセンター長就任と命名のお披露目を公開手術で行うと告げる。

一方、狭心症と認知症を患った生活保護受給者の患者・年子（正司花江）が転院してくる。担当医となった研修医のミンジェ（キム・ムジュン）は、年子の息子・孝利（立川談春）がクレーマーであることに頭を悩ませていた。ミンジェの指導医となった世良（竹内涼真）は、年子の検査結果を見て手術には天城の高度な技術が必要と判断し、天城に相談するが断られてしまう。

その後、天城は新病院への出資を取りまとめる企業組合の理事・水野（梅沢富美男）にダイレクト・アナストモーシス手術を受けるように仕向ける。しかし、水野が佐伯と対立する維新大教授・菅井（段田安則）の差し金であることが判明する。そこで天城は、桜宮市医師会会長である真行寺（石坂浩二）に公開手術の患者を紹介してほしいと持ち掛けるが…。

天城（二宮和也）は、佐伯（内野聖陽）が計画している新病院のトップに推挙され来日する。着任早々、斬新な新病院構想で周囲の反感を買い、自身の公開手術で日本医療界にデビューすると豪語する。天城は世界で唯一、冠動脈バイパス術の進化形「ダイレクトアナストモーシス」を扱える技術を持ち、それを披露するつもりである。

その中で、世良（竹内涼真）が担当する患者である洋菓子店主の繁野（誠 直也）は資金不足でスナイプ手術を受けられない。娘の麻美（蘭寿とむ）は、繁野が開発した人気商品アップルパイのレシピと販売権を売ることで資金を調達しようとするが、繁野と孫の結衣（堀越麗禾）は猛反対する。さらに、繁野が助かるためには天城の「ダイレクトアナストモーシス」を受けるしかないことが判明する。天城は結衣に手術を受けるための賭けを持ちかける。

一方、新病院のトップを密かに狙っていた高階（小泉孝太郎）は、全日本医学会会長の座を佐伯と争っている菅井（段田安則）の影が忍び寄る。

東城大学医学部付属病院の病院長となった佐伯清剛（内野聖陽）は、心臓外科に特化した新病院の開業計画を進めている。彼の次の目標は全日本医学会会長の座だ。

心臓血管外科医の世良雅志（竹内涼真）は佐伯から、オーストラリアの学会に出席し、ゴールドコーストのハートセンターで働く天城雪彦という医師に手紙を渡すように頼まれる。

先輩医師の垣谷雄次（内村遥）と共に渡豪した世良は、ゴールドコーストのビーチで意識を失った少年を発見し、応急処置を行う。意識が戻らない少年に戸惑う垣谷の前に、謎の男が現れる。彼のアドバイスで少年は一命を取り留めた。

その後、学会に出席するが、天城には会えずじまい。落胆する２人は、天城を探しに渡豪してきたパク・ソヒョン（チェ・ジウ）と息子のミンジェ（キム・ムジュン）に出会う。

やがて天城が競馬場にいることが判明し、世良、垣谷、ミンジェの３人で向かう。そこにいたのは、６年前に東城大を去った渡海征司郎と瓜二つの謎の男であり、彼こそが医療界で「ディアブル（悪魔）」と呼ばれ、人や金をもてあそぶ世界的天才外科医・天城雪彦（二宮和也）だった。