【PJ ～航空救難団～（パラレスキュージャンパー こうくうきゅうなんだん）】を見逃した！見逃し配信で見る方法は？

救難員（PJ）を目指す学生・沢井仁は、自身が12年前に雪山で遭難した際に命を救ってくれたのが、現在の教官・宇佐美誠司であったと知り衝撃を受ける。

仁は、あの日の詳細を知りたいと宇佐美に頼む。宇佐美は静かに、仁をヘリに収容した後、父・上杉幸三を発見したときのことを語り出す。救出できなかった父を悔やみ続ける仁と、救えなかった判断を自問自答してきた宇佐美。2人はようやく向き合い、言葉を交わすことができた。

その一方で、宇佐美の様子に違和感を覚えた元妻・真子は、自分の気持ちを正直に伝えるべきだと決意する。その会話を偶然聞いた娘・勇菜は、学生たちにある提案を持ちかける。

そして、救難員課程を辞退していた藤木さやかが、小牧基地に姿を現し――。それぞれの想いが交差する中、物語は新たな局面へ進んでいく。

長谷部達也（渡辺碧斗）は、教官・宇佐美誠司（内野聖陽）へのパワハラ告発が虚偽だったことを告白し、宇佐美は訓練に復帰。学生たちの士気も上がるが、長谷部自身はある思いを胸に抱え始めていた。

そんな中、線状降水帯による大規模災害で、救難員・仁科蓮（濱田岳）が崩落に巻き込まれ、行方不明となる。宇佐美は教え子である仁科の生存を信じて現場に向き合い、妻・芽衣（黒川智花）も祈り続ける。

さらに宇佐美の元妻・真子（鈴木京香）と娘・勇菜（吉川愛）も、仁科夫妻の境遇に胸を痛める。命と向き合う現場で、救難員たちとその家族がそれぞれの想いを抱きながら、極限の状況に立ち向かっていく。

救難員（PJ）を目指していた学生・藤木さやか（石井杏奈）が突然課程を辞退。それをきっかけに「教官・宇佐美誠司（内野聖陽）の精神的圧力が原因だ」との告発が寄せられ、教育隊長・堀越正一（宍戸開）は宇佐美に一時自粛を命じる。

訓練の指揮は大山順一（眞島秀和）が引き継ぐが、宇佐美の不在にショックを受けた学生たちは集中力を欠く状態に。特に宇佐美に強い敬意を抱いていた長谷部達也（渡辺碧斗）は、父親が自衛隊幹部であることから、その力を使って宇佐美の復帰を働きかけようかと悩み始める。

そんな中、長野県で線状降水帯による大規模災害が発生。地元の警察・消防では対応しきれず、救難教育隊にも出動命令が下る。選抜されたメンバーは、救難ヘリ・UH-60Jに乗り込み、被災地へ向かう。

現地での活動中、崖上の学校跡地で倒れている男性を発見。PJたちは無事を確認し、ヘリに収容しようとするが、突如山からゴゴゴゴと地鳴りが響き、崩落の危険が迫る。

緊迫する中、校舎の奥から微かな泣き声が――。もう1人、救助を待つ者がいることに気づいたPJたちは、時間との戦いの中で決断を迫られる。宇佐美の教えが彼らの背中を押す中、それぞれの信念と覚悟が問われていく。

過酷な山岳総合実習を乗り越えた7人の学生たち。ケガを負った白河智樹（前田拳太郎）、体調を崩した東海林勇気（犬飼貴丈）、そして気を失った藤木さやか（石井杏奈）を支え合いながら、絆を深めて訓練を終えた彼らは、安堵の空気に包まれていた。

しかしその夜、教官・宇佐美誠司（内野聖陽）が突きつけたのは、非情な宣告だった。「藤木さやか３等空曹。今まで良くやったが、ここまでだ」。突然の通告に、学生たちは愕然とする。

だが、全員での再挑戦の機会が与えられ、「もう一度みんなでやり遂げよう」と士気を高める仲間たち。そんな中、さやかだけは自信を失い、宇佐美にその不安を打ち明ける。

その夜、さやかは眠れずにテントを抜け出し、薄暗い山道をふらふらと歩き出してしまう。

翌朝、沢井仁（神尾楓珠）はさやかがいないことに気づき、小牧基地にも連絡は入っていない。訓練は中止となり、教官たちは捜索を開始。

学生による捜索参加は規定違反だが、宇佐美の独断で学生たちも現場へ加わることに。

一方、宇佐美の元妻・乃木真子（鈴木京香）は病院で教官・仁科蓮（濱田岳）の妻・芽衣（黒川智花）と再会。

宇佐美の娘・勇菜（吉川愛）は、芽衣の出産に駆けつけた仁科家族の姿を目にし、家族の絆と自分の立場に複雑な感情を抱く――。

12年前に雪山で救助した少年が、今まさに救難員（PJ）を目指して訓練している沢井仁（神尾楓珠）だと知った宇佐美誠司（内野聖陽）は、元妻・乃木真子（鈴木京香）からの連絡に衝撃を受ける。だが、訓練に私情を挟むまいと心を決め、娘・勇菜（吉川愛）にもこの事実を伏せておくよう頼む。

一方、何も知らない勇菜は取材として学生たちの山岳総合実習にも同行し、沢井に「最後までついて行く」と意気込む。

迎えた実習当日。30キロの荷物を背負い、わずか2リットルの水で2日間の捜索訓練をこなすという過酷な内容に、学生たちは命を削るように挑む。宇佐美は、登山経験豊富な近藤守（前田旺志郎）をリーダーに任命し、チームのペースを託す。

初めは余裕を見せていた学生たちも、次第に疲労が蓄積し、東海林勇気（犬飼貴丈）が遅れ始め、ついには動けなくなってしまう。教官たちは非情にも「動けないなら置いていけ」と突き放し、訓練の厳しさを痛感させる。

「全員一緒に最後までやり遂げる」「全員一緒に卒業する」と誓い合った7人の絆も、過酷な状況の中で揺らぎ始め、ついに脱落者が出る。体力だけでなく、信念や仲間への思いまでもが試される中、それぞれが自分の限界と向き合うことになる。

訓練の過程で、過去と現在、そして未来が交差し、やがて誰かの覚悟が試される瞬間が訪れる――。

航空救難団の訓練生たちは、過酷な海上実習を前に、極限状態の水中訓練に臨む中で仲間意識を深めていく。しかし、訓練中に長谷部が意識を失ったことで、白河は過去のトラウマが蘇り、心に深い恐怖を抱くようになる。

成績トップで仲間たちからも信頼を寄せられていた白河は、その恐怖を隠すため無謀なトレーニングに没頭。だがその異変をいち早く察知した教官・宇佐美は、白河の心の弱さに向き合おうとする。

ついに迎えた海上救難訓練本番。緊張の中、ヘリの扉が開き、学生たちは降下準備を進めるが、白河が突如異変を見せ、現場に動揺が走る。宇佐美はある決断を下す――。

一方で、宇佐美の元妻・真子が突然教官室に現れ、新たな波乱の幕が開く。仲間、教官、そして自分自身と向き合う、若き救難員たちの闘いは続く。

航空自衛隊・小牧基地の救難教育隊では、主任教官・宇佐美誠司（内野聖陽）の厳しい指導のもと、救難員（PJ＝パラレスキュージャンパー）を目指す学生たちの過酷な訓練が続いていた。

精神的にも肉体的にも追い込まれる日々の中、ついに始まったのは“水の訓練”。海上での実践を想定したプールでの過酷な訓練に、学生たちは次々と限界に挑んでいく。

過去に水泳で国体出場経験を持つ藤木さやか（石井杏奈）でさえも苦戦。繰り返されるハードな訓練により、やがて彼女の中に芽生え始めたのは“水への恐怖心”。
立て直そうと必死になればなるほど、心は混乱し、パニックへ――。

訓練後、同期の沢井仁（神尾楓珠）が優しい言葉で励まそうとするが、さやかは「私が女だからって上から目線で話さないで」とピリついた態度を崩さない。
男女の壁、プライド、自分の弱さ――さやかは今、複雑な想いの中にいた。

そんな中、訓練の一環として「バディ（相棒）」を組んでの水中応急対処訓練がスタート。沢井とさやかがペアになるが、宇佐美の「呼吸を合わせろ、行動を共にしろ」という言葉とは裏腹に、さやかは沢井との距離を埋めようとしない。

険悪なムードが漂う2人を見かねた宇佐美は、さやかを個別に呼び出す。そして、教官としてではなく、1人の人間として、彼女の“心の壁”に向き合おうとする。

一方、見学に来ていた宇佐美の娘・乃木勇菜（吉川愛）は、父の厳しい顔、自分の限界と戦う訓練生たちの姿に胸を打たれ、“救う者たちの覚悟”を初めて知ることになる。

自分を乗り越えなければ、誰かを救うことはできない――
心の葛藤、ぶつかる感情、その先にある“仲間”の意味を、彼らは学び始めていた。

航空自衛隊・小牧基地を舞台に、人命救助の最前線で活動する「航空救難団」の救難員＝PJ（パラレスキュージャンパー）を目指す若者たちの、熱く過酷な1年間の訓練が始まる――。

超難関の選抜試験を突破した7人の学生が、PJ育成のための救難教育隊に集結。
そのメンバーは、
・沢井仁（神尾楓珠）
・藤木さやか（石井杏奈）
・白河智樹（前田拳太郎）
・長谷部達也（渡辺碧斗）
・西谷ランディー（草間リチャード敬太）
・東海林勇気（犬飼貴丈）
・近藤守（前田旺志郎）

彼らを指導するのは、熱血で破天荒な主任教官・宇佐美誠司（内野聖陽）。初日の訓練前、空からヘリで登場するというインパクト抜群の登場に、学生たちは度肝を抜かれる。

教育隊長・堀越正一（宍戸開）や、仁科蓮教官（濱田岳）らも見守る中で、過酷な訓練が幕を開ける。

その中でも沢井仁は、幼少期に父と山で遭難し、自分だけが航空救難団に助けられたという過去を持つ。父を救えなかった悔しさ、母を悲しませたという自責の念から、「父を救えるような男になりたい」という想いを強く抱きながら訓練に臨む。

しかし、その真剣さゆえに他者との距離を作り、宇佐美の型破りな指導法にも反発。ついに沢井は宇佐美に想いをぶつけるが、返ってきたのは予想外の言葉だった…。

さらに、宇佐美の元妻・乃木真子（鈴木京香）との娘である大学生・乃木勇菜（吉川愛）が、「航空救難団」をテーマに卒論を書くため訓練の見学に訪れ、物語に新たな風を吹き込む。

“命と心を救う”というPJの使命のもと、極限に挑む若者たちと、彼らを導く教官たちの、汗と涙と絆の物語が、いま始まる――。