【消せない「私」―復讐の連鎖―】を見逃した！見逃し配信で見る方法は？

硝子は復讐の対象である武とホテルで一夜を過ごし、その傍らで武は何も知らずに眠っている。数日後、武には予期せぬ出世の機会が訪れる。

先輩の犬養が不祥事を起こしたため、徳道の会社との大型契約を武が担当することになり、上司の猿渡は契約成功での昇進をちらつかせる。

昇進すれば家族との時間をより大切にできると考える武は、その夜、妻の実里にこれまでの自身の行動を謝罪し、家族との絆を新たにする。

しかし、その時、硝子は徳道と共に祝杯をあげており、実は武の前途に待ち受ける幸せも、硝子が仕掛けた罠の一部であった。

硝子の計画では、武が幸せの絶頂に達した後に、その全てを崩壊させることが目論まれていた。硝子の復讐は、幸せな家族の絆をも脅かしていく。

復讐心に燃える硝子（志田彩良）は、10年ぶりに再会した徳道（本郷奏多）と協力し、復讐相手の武（芳村宗治郎）の身辺調査を開始する。

徳道の部下ソラ（阿佐辰美）の報告によると、武は職場ではイクメンとして慕われているが、家では家事や育児を怠り、共働きの妻実里（岡本玲）に全てを任せている。

実里は毎日、行動で示すことを求めているが、夫婦関係は険悪だ。徳道の店「Barシンドバッド」で開かれるオンラインサロンの会合に武が参加することがわかり、硝子に接近する絶好の機会が訪れる。

硝子はバーテンダーとして潜入するため、徳道にメイクを施される。かつて２人だけの時間を楽しんでいたが、その時は過ぎ去っている。

別人に変身した硝子に、何も知らない武が声をかける。正体を隠し、憎き男に近づく硝子だが、絶体絶命の危機が迫っている。

硝子（志田彩良）は、自身の人生を破壊した首謀者・藍里（吉本実憂）に復讐し、幸せの絶頂から突き落とすことに成功する。

これにより、10年ぶりに笑うことができる。次の復讐対象は、自分を暴行した武（芳村宗治郎）。武は家族と幸せな生活を送っているが、硝子は彼に地獄を見せることを誓う。

彼に近づくために、武が頻繁に訪れる「シンドバッド」というバーを探るが、会員制のため入れない。そこで偶然、配信業を辞め飲食グループの経営者になった徳道（本郷奏多）に出会う。

徳道は「シンドバッド」のオーナーで、硝子は10年ぶりに再会した彼に苦しい過去を打ち明け、復讐への協力を求める。

しかし、徳道の返答は硝子の期待とは異なるものだった。復讐の末に待ち受けるものとは何か。10年ぶりの再会が硝子と徳道の運命を変えていく。

復讐心を抱く硝子は、藍里が参加する婚活パーティーに潜入し、正体を隠す。

藍里の婚活を支援し、アパレル社長の米沢との仲を取り持つことで藍里から信頼を得るが、裏では米沢と二人で会っていた。結婚式が近づく中、硝子は藍里に式をLIVE配信することを提案する。

硝子は藍里の結婚式を最高のものにすると熱弁するが、藍里は浮かない表情を見せる。毒親である母・淑恵のことが気にかかる藍里は、淑恵を結婚式に呼びたくないと述べる。

これに着想を得た硝子は、藍里に内緒で淑恵の元を訪れる。そして迎えた藍里と米沢の結婚式の日、硝子の復讐が始まる。

地味で平凡な高校生だった硝子（志田彩良）はモデル活動を開始するが、同級生の藍里（吉本実憂）の嫉妬により、動画で暴行されるシーンがネットに流出し、『デジタルタトゥー』として消えない傷を負う。

さらに家が不審火で燃え、両親も失う。10年後、祖母の家に引きこもる硝子は、自ら命を絶とうとした瞬間、テレビで藍里たちが楽しく過ごす姿を見てショックを受ける。彼女たちが何もなかったように暮らしているのを見て、硝子は復讐を誓う。

婚活パーティーで、藍里が男を物色しトラブルを起こす中、眼鏡をかけた地味な女、硝子が偽名「奥田明日奈」として藍里に近づき、友達になるふりをする。これが壮絶な復讐劇の始まりとなる。

新年の夜、灰原硝子（演：志田彩良）は自殺を試みるが、テレビから流れる同級生の笑い声により中断される。テレビには楽しそうな同級生の藍里（演：吉本実憂）、武（演：芳村宗治郎）、みちる（演：小日向ゆか）が映っていた。これにより、硝子の心には10年前の記憶と憎悪が蘇る。16歳の時、地味で目立たない硝子は、美容系配信者の徳道仁（演：本郷奏多）との出会いを通じて美しく変身し、人気を得る。しかし、藍里の策略により社会的に抹殺され、不幸な運命に陥る。硝子の人生は、消えないデジタルタトゥーにより、元に戻れない過去と残酷な現実に苛まれている。