【さよならマエストロ～父と私のアパッシオナート～】を見逃した！見逃し配信で見る方法は？

音楽を介して5年ぶりに心を通わせることに成功した俊平と響の姿に、周囲の海や大輝も安堵の息をつく。一方で、晴見フィルは仙台でのオーケストラフェスティバルへの参加を目指し、遠征資金の集めに奮闘していた。

その最中、蓮、古谷、大輝は特定の場所へ向かい、そこでの出来事が団員たちに晴見フィルの存続可能性を再考させるきっかけとなる。この重要な時期に、俊平は和解したばかりの響との関係をさらに深めようと志帆を訪ね、心情を打ち明ける。

そんな中、ドイツでのシュナイダー先生の健康問題が俊平に伝えられる。音楽家としての更なる学びを求めていた俊平にとって、これは大きな試練である。晴見フィルの運命をかけた公演を前にして、どのような選択をするか、俊平は深い葛藤に直面する。

晴見フィルが仙台オーケストラフェスティバルへの参加が決定した。この参加は、彼らにとって今後の活動を続ける上での最後の希望であり、可能性としては最後の演奏会になる恐れがある。その知らせを受けて、古谷を含むメンバーは、再び集まって演奏できる喜びを感じている。だが、遠征費用や練習場所の確保など、解決すべき課題が多数存在する。

瑠李の努力の結果、晴見フィルの練習場所が熱海の保養施設で確保される。響も大輝の誘いを受け、一緒に車で練習場所へ向かう。その時、ドイツからシュナイダー先生が俊平宛に譜面を送ってくる。この譜面からインスピレーションを受けた俊平は、久しぶりに曲作りに集中するようになる。そして、音楽合宿を通じて、響は俊平の深い思いを理解し、行動を開始する。

響は天音を心配し、大輝に付き添ってもらい彼女の家に向かう。だが、玄関先で応対した父親の白石は冷たい態度だった。その頃、天音を気にかけていた海は、行動を起こす。

一方、俊平は母校の創立記念イベントに出席するため、30年ぶりに四国・高松の実家へ帰省する。長い間帰らなかった故郷で、俊平の過去が明らかになり、父・行彦に勘当された理由が判明する。俊平が故郷に帰ってきたのは、ある目的があったためだ。

あおぞらホールの閉館により、晴見フィルは練習場所を失い、コンサートの予定もなくなり、残り1カ月で団員たちはバラバラになる危機に陥った。小村は自身の喜寿を記念したライブの準備で忙しく、晴見フィルの問題を解決する余裕がない。そのライブではクラリネットの演奏に集中しているが、予期せぬ事態に直面する。

一方、天音は響にバイオリンを褒められるが、内心では悩みを抱えている。その悩みの内容は明かされていないが、彼女を思い悩ませる重要な問題であることが示唆される。

鏑木が夏目家に訪れるシーンでは、俊平にドイツの名門交響楽団からの重要なオファーが伝えられる。それは俊平にとってかつて夢見た憧れの舞台への招待であり、生涯に一度のチャンスを意味している。このオファーは物語に新たな展開をもたらす可能性を秘めている。

あおぞらホールの閉館が3月末から2月末へと繰り上げられたため、晴見フィルは練習場所を失い、解散の危機に瀕している。市からは今後の新規イベントも受け付けないと通告され、正式な舞台もなく、団員たちは大きな打撃を受ける。

この状況で、小村は梅まつりでゲリラ的に最後のコンサートを行うことを提案する。古谷を中心に、市に知られずにコンサートの準備が進められ、「さよならコンサート」への道が開かれる。進行中、俊平は近藤の秘めた夢と、瑠李の隠された素顔に気づくことになる。

一方で、響はホールのオーディオルームに頻繁に訪れる富子から、名前のわからない曲について相談を受ける。