ライオンの隠れ家を見逃した！見逃し配信で見る方法は？

天音（尾崎匠海）は、新宿のキャバクラで働く愛生（尾野真千子）を隠し撮りし、その写真をもとに楓（桜井ユキ）が「愛生は生きている」という独占記事を掲載する。愛生の生存が公になると、X（岡山天音）は愛生に即座に逃亡するよう指示を出す。

翌朝、洸人（柳楽優弥）は愛生の事情を知りたいと思い、楓に連絡を取る。また、山梨県警の高田（柿澤勇人）も記事を手がかりに新宿のキャバクラを訪れ、愛生を追い始める。

その頃、東京の出版社から美路人（坂東龍汰）に絵の仕事が舞い込み、彼は船木（平井まさあき）と一泊で東京出張へ向かう。洸人は、ライオン（佐藤大空）と二人で過ごす夜に、愛生から「会いたい」とのメッセージを受け取る。愛生の事情が不明な中、母親に会いたがるライオンの姿を見て、洸人は美路人とライオンの3人で指定された場所に行くことを決意する。

山梨県で女性の遺体が発見され、行方不明の橘愛生（尾野真千子）の可能性があるというニュースを目にしたライオン（佐藤大空）はショックで高熱を出してしまう。急いで小児科に連れて行った洸人（柳楽優弥）は、問診票の記入を前に、ライオンの年齢すら知らないことに気づかされ、慣れない看病に戸惑いながらも奮闘する。

その夜、洸人と美路人（坂東龍汰）は、ライオンが最近誕生日を迎えていたことを偶然知る。2人は、ライオンを喜ばせようと内緒で誕生日会を企画し、美央（齋藤飛鳥）や寅吉（でんでん）、貞本（岡崎体育）も招待することに。

一方、山梨の事件を追う記者の楓（桜井ユキ）は、刑事の高田（柿澤勇人）に接触して捜査の進展を探る中で、新たな事実が明らかになり、物語は新たな展開を迎える。

山梨県で発生した母子行方不明事件で、河川敷から見つかった血のついた衣類が橘愛生（尾野真千子）のDNA型と一致し、彼女のものであることが判明する。橘愛生は洸人（柳楽優弥）と美路人（坂東龍汰）の姉であり、行方不明の息子・愁人とライオン（佐藤大空）は同一人物かもしれないという疑念が浮上する。

洸人は事件についてインターネットで調べ、愛生の夫・祥吾（向井理）が特定され、彼が「たちばな都市建設」の社員であることを知る。洸人は祥吾がライオンの父親であると確信し、彼に会うことを決意する。同じ頃、週刊誌「週刊真相」の記者・楓（桜井ユキ）と天音（尾崎匠海）も同様の情報にたどり着き、祥吾を追い始める。

一方、洸人、美路人、ライオンの3人は、美路人の作品が展示される「あさがお動物園」へ向かう。動物園で楽しい時間を過ごした後、ライブペイントのイベント会場へ行くと、美路人の同僚でデザイン事務所の小野寺（森優作）がアクシデントに見舞われていた。その姿を見た美路人は、予想外の行動に出る――。

小森家に突然やって来たライオン（佐藤大空）の存在によって、洸人（柳楽優弥）と弟・美路人（坂東龍汰）の凪のような平穏な生活は一変する。

ある朝、洸人は美路人の叫び声で目を覚まし、居間に降りると、ライオンがいたずらをし、それにパニックを起こす美路人という混乱した光景が広がっていた。洸人は二人をなだめるのに苦労し、ライオンを預かり続けることへの不安が募る。

さらに、ライオンから渡されたスマホに、母親らしき人物から2回目のメッセージが届く。「ソフトクリームの広場で　鐘のなる頃に」とだけ記されていた。メッセージの意味がわからないまま、洸人はいつもの土曜日のルーティーンで、美路人とライオンを連れて図書館へ行くことにする。彼らは、毎週図書館、パン屋、公園を訪れることが習慣だった。

図書館に着くと、洸人は偶然手にした絵本の中にメッセージのヒントが隠されていることに気づく。メッセージが示す場所に行けば、ライオンの母親に会えるのではないかと考えた洸人は、美路人にライオンと一緒に過ごすよう言い聞かせ、急いで指定の場所へ向かう。

しかし、指定の場所に着いた頃、洸人の携帯に警察からの電話が入り、事態はさらに複雑化していく――。

市役所に勤務する小森洸人（柳楽優弥）は、自閉スペクトラム症の弟・美路人（坂東龍汰）と穏やかな日々を送っていた。両親を早くに亡くしてから、洸人は弟のルーティーンに合わせた生活を送り、毎日決まった時間に起きて市役所で働き、美路人を迎えに行くという規則正しい生活をしていた。

しかし、ある日突然「ライオン」と名乗る男の子（佐藤大空）が兄弟の前に現れ、家に上がり込み「ここで暮らす」と言い出す。変化に弱い美路人はその状況にパニックを起こし、洸人は弟の平穏な生活を守るため、ライオンを警察に保護してもらおうと考える。

ところが、ライオンから渡されたスマホに「じゃあ、あとはよろしく」という差出人不明のメッセージが届く。そのメッセージを見た洸人は、かつて忘れていたある人物のことを思い出す。さらに、ライオンの体に不自然なアザがあることに気づき、次第にこの少年の過去や背景に疑念を抱き始める。