海のはじまりを見逃した！見逃し配信で見る方法は？

月岡夏（目黒蓮）は、娘の南雲海（泉谷星奈）と一緒に暮らすため、アパートの部屋を片付けていた。弟の大和（木戸大聖）が「困ったことがあれば呼んでね」と気遣うが、夏は「二人で頑張る」と決意を固め、その言葉に大和は不安を感じる。

一方、海の小学校ではお別れの会が開かれ、担任の乃木夏美（山谷花純）やクラスメイトたちから拍手で見送られた。帰り際に、海は夏美に「母・水季（古川琴音）が自分について何か話していたか」と尋ねる。夏美は「いつも海ちゃんが一番大切だって言ってた」と伝え、海は嬉しそうに笑う。

日が変わり、海、祖父母の朱音（大竹しのぶ）と翔平（利重剛）が夏のアパートにやって来る。「おじゃまします！」と元気に入る海に、翔平は「今日からはただいまだね」と優しく語りかける。朱音と翔平は海を強く抱きしめ、別れを惜しむ。その様子を見た夏は、どこか罪悪感を抱き始め、複雑な思いに囚われるのだった。

月岡夏（目黒蓮）は、三年以上付き合ってきた百瀬弥生（有村架純）と別れ、娘の南雲海（泉谷星奈）と二人で暮らしていくことを決意する。夜、パソコンで「ひとり親支援」の情報を調べている夏は、ふと学習ドリルを手に取り、名前の欄に何も書かれていないことに気づく。ペンを取り、「南雲」と書き始めたところで手を止め、海の名字をどうするべきか思い悩む。

翌日、夏は会社の先輩である藤井（中島歩）と居酒屋に行き、娘がいること、そしてその娘と二人で暮らしていく決意を伝える。藤井は、自分の妻が入院した際に、子どもの世話をするだけでも大変だった経験を語り、夏にその覚悟があるのか問いかける。夏は海を転校させないために自分が転職することも視野に入れ、子どもにストレスをかけない方法を探りたいと考えていると伝えるが、藤井は「親がストレスでボロボロになったら、子どもに二次災害が及ぶよ」と忠告する。

その後、夏は小田原の小学校に海を迎えに行く。二人は母・水季（古川琴音）の思い出話や学校のことを話しながら歩くが、夏はついに「転校するってどう思う？」と海に切り出す。海は即座に「やだ」と答え、「ママがいなくなって、海はもういろんなことが変わったのに、また変わらなきゃいけないの？なんで？」と問い詰める。海の言葉に、夏は何も言えなくなり、深い悩みに沈む。

海の気持ちを考えつつ、どうすれば良いのか分からない夏は、父親としての重責と葛藤に直面する。海との生活をどう築いていくか、夏の決断に注目が集まる。

月岡夏（目黒蓮）は、百瀬弥生（有村架純）と南雲海（泉谷星奈）の3人でショッピングモールに出かける。海は弥生の手を引いて「行こ！」と元気に誘うが、夏は弥生の表情にどこか違和感を感じる。

子供服売り場で、弥生と海は一緒に服を選ぶ。海が試着室に入ると、店員から「お母さんも一緒にどうぞ」と言われるが、弥生は返答に困り、言葉を詰まらせる。海は「弥生ちゃん、ママに見えるんだね」と笑いながら言うが、弥生は「…私が本当にママになったら、嬉しい？」と尋ねる。海は元気に「うん！」と答えるが、弥生の心は複雑なままだ。

海を南雲家に送り届けた後、夏は弥生に海との関係についてどう考えているのか尋ねる。弥生は返事を濁し、愛想笑いでごまかそうとするが、夏は弥生が海と一緒にいる時、辛そうに見えると指摘する。そして、夏は意を決して「別れたいのか？」と問いかけるが、弥生は明確な答えを出せないままでいる。

月岡夏（目黒蓮）は海（泉谷星奈）を連れて百瀬弥生（有村架純）のマンションを訪れる。到着後、洗面台で手洗いうがいをする海を夏が後ろから抱きしめ、その姿に弥生は微笑む。弥生は事前に準備していたコロッケを作り始めるが、海は「コロッケって家でも作れるの!?」と驚く。海の母・水季（古川琴音）はスーパーの総菜コロッケしか買ったことがなかったため、夏はその話を聞き、水季との過去の生活を思い浮かべながら、コロッケを家で作るのは大変だと海に説明する。

弥生が作ったコロッケを食べた海は「スーパーのみたい！おいしい！」と感激する。その後、夏が席を外し、海と二人きりになった弥生は、夏との暮らしについて海に尋ねる。海は「楽しい」と答え、「夏くんを一人占めしてごめんね」と謝る。弥生は冗談交じりに「好きなのに会うのを我慢してしまう時もある」と話すが、海はそれが水季も同じだったのかと尋ねる。そして、夏と水季がなぜ別れたのかと問い、弥生は答えに詰まる。

さらに、海は水季と津野清明（池松壮亮）が交際しなかったのは自分の存在が原因だったのかと弥生に質問する。その頃、南雲家では、水季の四十九日法要と納骨について話し合いが行われていた。朱音（大竹しのぶ）は津野に電話をかけ、心の整理がついたら水季に会いに来てほしいと伝えるが、津野は言葉に詰まる。

月岡夏（目黒蓮）は、海（泉谷星奈）と共に百瀬弥生（有村架純）のマンションに向かう。到着後、手洗いうがいをするために洗面台に立つ海を夏が後ろから抱きしめる。その姿を見て、弥生は微笑む。

弥生は下準備していたコロッケを冷蔵庫から取り出し、作り始める。その様子を見た海は「コロッケって家でも作れるの!?」と驚く。海の母・水季（古川琴音）は生前、スーパーのお総菜のコロッケが安くなった時だけ買ってくれていた。夏はその話を聞いて、水季と海の過去の暮らしを思い浮かべながら、コロッケを家で作るのはとても大変だと海に話す。

弥生の作ったコロッケを食べた海は「スーパーのみたい！おいしい！」と感激する。その後、夏が離席し、海と二人きりになった弥生は、夏との暮らしについて尋ねる。海は楽しいと答え、「夏くん一人占めしてごめんね」と謝る。弥生は冗談交じりに、好きなのに会うのを我慢してしまう時もあると話すと、海は水季もそうだったのかと聞く。

そして、夏と水季がなぜ別れたのかと問いかける海に、弥生は言葉に詰まる。さらに海は、水季と津野清明（池松壮亮）が交際しなかったのは自分がいたからなのかと弥生に問う。

その頃、南雲家では、水季の四十九日法要と納骨について話し合っていた。朱音（大竹しのぶ）は津野に電話をかけ、心の整理がついたら水季に会いに来てほしいと言うが、津野は言葉に詰まる。

夏休みを利用して、月岡夏（目黒蓮）が南雲家で海（泉谷星奈）、朱音（大竹しのぶ）、翔平（利重剛）と一緒に過ごす１週間が始まった。

最初に迎えた朝、目が覚めると目の前にすやすやと眠る海がいて、びっくりして飛び起きる夏。「起きてねー」と翔平が顔をのぞかせ、南雲家に来ていたことを思い出す。ようやく海も、もぞもぞと目を覚ます。

朝食後、自信満々に髪を結おうかとたずねる夏に「やって！」と喜ぶ海。百瀬弥生（有村架純）に教えてもらった三つ編みを実践しようする夏だが、海に「編み込みがいい！」と言われてしまう。やり方がわからず困る夏。

三つ編みだけ練習してきたという夏のことを朱音はクスクスと笑う。その後、夏と海はかつて海と水季（古川琴音）が暮らしていたアパートへ向かう。すでに部屋は引き払われているのだが、大家さんの計らいで部屋の中に入れてもらえることに。２人で住むには狭い殺風景なワンルームを見渡し、夏は、水季と海が２人で暮らしていた生活に思いをはせ…。

8月に1週間の夏季休暇を取れることになった月岡夏（目黒蓮）は、南雲朱音（大竹しのぶ）に娘の海（泉谷星奈）とどこか出かけたいと尋ねる。朱音は、海ではなく百瀬弥生（有村架純）と出かけた方が良いのではと返答するが、夏は弥生から「海ちゃんとの時間を大切に」と言われたことを伝える。

朱音は、それなら1週間南雲家に住んでみたらどうかと提案する。夏が泊まりに来ると知った海は大喜びし、「ずっと住んでいいよ！」と夏にくっつく。そんな折、朱音は夏の両親に挨拶しなくてはと口にするが、まだ海のことを家族に伝えていない夏は言葉に詰まる。朱音はため息をつき、「さっさと話しなさいよ」と夏を急かす。言い訳がましい夏と、口うるさく説教する朱音を見ていた海は「ママみたい」と笑う。

アパートに帰った夏は、弥生に「1週間南雲家に泊まることになった」と伝える。そして、7歳の女の子は自分で髪を結べるのかと弥生に尋ねる。弥生は「練習する？」とニヤニヤしながら自分の髪をほどく。三つ編みの練習をする夏を見ながら、弥生はふと幼少期に母親に髪を結んでもらった記憶を話し、自分の親に会わせていないことを夏に詫びる。弥生は家族のことを「嫌いなの」と言って…。

月岡夏（目黒蓮）は、水季（古川琴音）の死後も元気に振る舞う海（泉谷星奈）を心配し、「元気なふりをしなくていい」と感情を吐き出させる。海は黙って夏にしがみつき泣き続け、夏もまた静かに涙を流しながら彼女を抱きしめるのだった。

翌日、海岸に遊びに来た夏と海はカメラでシャッターを切りながら楽しむ。突然、夏は「パパになってほしいってこと？」と尋ねるが、海は「パパやらなくていいよ」と答え、「でも、いなくならないで」と告げる。夏は「一緒にいる」と約束する。

その様子を眺めていた朱音（大竹しのぶ）と翔平（利重剛）は、亡き娘水季を思い出し涙ぐむ。「水季が生きていてくれたらな…」と。

南雲家に帰った海は、津野晴明（池松壮亮）に電話し、海岸で夏と遊んだことを報告する。海が「なんで前みたいにいっぱい会えないの？」と尋ねると、津野は「海ちゃんのパパじゃないからかな…」と心の声を吐露する。

一方、夏は百瀬弥生（有村架純）のマンションへ行く。弥生は夏に、海の父親になる決心を迫るが、夏はすぐに結論を出させようとする弥生に苛立ちながらも、彼女の焦りの理由が分からずにいる。

月岡夏（目黒蓮）は恋人の百瀬弥生（有村架純）に、自分に娘がいることを告白する。彼は南雲水季（古川琴音）と別れた際、彼女が海（泉谷星奈）を産んだことを知らなかったが、妊娠の事実は知っており、堕ろしたと思い込んでいたと正直に伝える。

夏の告白を聞いた弥生は、自分の過去に思いを馳せる。夏には言えずにいる自分の秘密を胸に抱えたまま、弥生は夏が父親になるなら自分も母親になる覚悟を持って欲しいと伝える。

南雲家を訪れた夏は、海と再会する。夏が会いに来たことを大喜びした海は、はしゃぎ過ぎて眠ってしまう。朱音（大竹しのぶ）は海が起きたときにいてくれるよう、夏に夕食を共にするよう促す。準備を手伝う中で、朱音は水季に対する思いを夏に語る。

一方、夏の母・ゆき子（西田尚美）は、和哉（林泰文）と大和（木戸大聖）に夏から家族全員に話があると告げる。月岡家ではそれが弥生との結婚報告ではないかと盛り上がる。

休日、夏は弥生を連れて再び南雲家を訪れる。弥生を連れて来た夏に複雑な思いを抱く朱音。海の希望で水季が働いていた図書館に向かう三人は、そこで津野（池松壮亮）と出会う。

大学生時代の恋人・南雲水季（古川琴音）の葬儀で、水季の母・朱音（大竹しのぶ）から、月岡夏（目黒蓮）は海（泉谷星奈）が自分の娘だと知らされた。そんな中、夏のアパートに海が突然１人で訪ねて来る。驚く夏に対し、海は「夏くんのパパ、いつ始まるの？」と質問するが、夏は上手く答えることが出来ない。

とにかく海を家に帰さなければならないと考えた夏は、朱音に連絡し迎えに来てもらうことにする。部屋の中を縦横無尽に飛び回る海に戸惑っている夏のところへ、恋人の百瀬弥生（有村架純）から電話がかかってくる。しばらくしてアパートにやって来た弥生は、海を見て少し驚くが、迎えが来るまでの間、遊び相手をしてあげることにする。

その後、朱音が海を連れて帰った後のアパートで、弥生は夏に海との関係を尋ねる。夏は正直に、海が自分の娘であること、そしてその事実を水季の葬儀で初めて知ったことを告げる。その話を聞き動揺を隠せない弥生に、夏は「海のことをちゃんと考えようと思う」と答えるが…。

東京の印刷会社に勤務する月岡夏（目黒蓮）は、化粧品メーカーで働く恋人、百瀬弥生（有村架純）と平凡だが幸せな日々を送っていた。

ある日、夏のアパートで夏休みの予定を話し合っていると、夏のスマートフォンに着信があり、応対した夏の表情がこわばる。

翌朝、夏は突然実家へ向かい、家族は事情を察する。夏は自室で喪服を取り出し、父の和哉から黒いネクタイを受け取る。葬儀場に到着した夏は、“故　南雲 水季　儀 葬儀式場”の案内板の前で立ち止まる。

大学時代の友人、真山純希に「何年ぶり？」と声をかけられ、「8年ぶり」と答える夏。亡くなった水季（古川琴音）は、大学時代に交際していた元恋人だった。夏は焼香の列で水季の母・朱音（大竹しのぶ）、父・翔平ら親族に挨拶し、一緒にいる女の子に目をとめる。その女の子が水季の子供だと知り、驚く夏。

葬儀場のロビーにいると、女の子が津野晴明（池松壮亮）と一緒に出てきた。夏は女の子に話しかけると、女の子は海（泉谷星奈）と名乗り、6歳だと告げる。夏は水季との記憶に思いを馳せるのだった。