【けむたい姉とずるい妹】を見逃した！見逃し配信で見る方法は？

らん（馬場ふみか）は、家族の呪縛を断ち切る決意を固め、「お姉ちゃんから奪ったものを全部返す」と言う。この変化にじゅん（栗山千明）は戸惑いを隠せない。一方、律（柳俊太郎）はらんから離婚届を受け取り、衝撃で放心状態に陥る。じゅんは自分がこれまで人に押し付けてきた「正しさ」が、実は他人を追い詰めていたのではないかと後悔し始める。

そんな中、じゅんの前に見知らぬ男が現れる。この男は自らをじゅんの父親だと名乗る。この突然の出来事に、じゅんは言葉を失う。

じゅん（栗山千明）の目の前で涙を流し、らん（馬場ふみか）に会いたいと訴える律（柳俊太郎）。じゅんは律が離れていくのではと悲しむ。そこへ叔母の夏子からの連絡で、母・由里子（雛形あきこ）の納骨式が近いことを知る。

一方、らんは律からの連絡に返信できずにいたが、ひかる（桜田通）との会話で「本当の気持ち」に気づく。納骨式当日、欠席すると思われたらんがじゅんの前に現れる。

らん（馬場ふみか）が家を去って二週間、東郷家は台風後の静けさに包まれた。朝食で律（柳俊太郎）と共に過ごすじゅん（栗山千明）は、彼の足音に心ときめくほど律への意識を強めた。だが、不倫経験者は再び同じ過ちを犯すという警告を受け、じゅんは不安を抱えるようになる。

同じくらい、律を諦められずじゅんから奪い返したいと願っていたはずのらんも、母親への思いとの間で深い苦悩に陥る。

じゅんは、13年前のらんの嘘を知り、激しい怒りを感じる。その怒りを妹、らんに向けようとするが、律が間に入り制止する。らんは一方で、律がじゅんに向けている感情を感じ取るも、彼を手放したくないと強く思い、どんな方法でも彼を自分のものにしようとする決意を固める。

ある日、律の不倫について友人のひかるに相談するらんは、突然吐き気を感じる。この出来事が、らんのさらなる策略の始まりとなる。

じゅんと律は2人で家を抜け出し、13年前の出来事を思い返しながら情熱的な一夜を過ごす。翌日、らんに昨晩のことを問われるが、2人は嘘をついて事なきを得る。しかし、じゅんの勤め先のクリニックに予期せぬ人物が訪れ、物語の流れが変わる。律が明かす13年前の衝撃的な真実が物語の核心となる。

律とじゅんの間には、深い感情が芽生えていた。律はじゅんへの関心が強まったが、自らの感情を抑え込むことを選んだ。知らぬ間にじゅんは心の中で痛みを増していった。

一方、彼らと一緒に生活するらんは、律がじゅんに引かれることに不安を感じていた。律の心の葛藤の原因は、彼の幼少期にさかのぼる。彼の母親からの過去の傷が、彼の現在の感情の背後にあることが明らかになる。三人の間の関係は、律の過去と現在の感情のせいで複雑に絡み合っている。

じゅんは律からの「会いたかった」という言葉に心を揺さぶられるが、らんの前では律はそれを隠し、じゅんは過去の痛みを再び感じる。じゅんは、らんによって幾度となく大切なものを奪われてきたという傷がある。

また、らんは母の死後すぐに盛大な引っ越しパーティーを計画する。しかし、じゅんはそのタイミングの無神経さに強く反発、二人の間に再び対立が生じる。このパーティーを通じて、じゅんがらんから何故繰り返しものを奪われるのか、その背後にある理由が明らかになる。

姉・東郷じゅんと妹・三島らんは、13年の時を経て母・東郷由里子の葬儀で再会する。二人の関係は複雑で、じゅんは幼少期から大切な持ち物をらんに次々と奪われる経験をしてきた。それだけではなく、じゅんのかつての恋人、三島律までが現在はらんの夫としていることが明らかとなる。葬儀での再会は、その複雑な過去がさらに入り組んだ状態となる。

らんは、母から遺された家に律と共に住む意向を明らかにする。これに対し、じゅんはこれ以上らんに何も奪われないと、同じ家に住むことを宣言。この結果、元の恋人であり現在は妹の夫である律を中心とした、じゅんとらんの間での緊張が高まる。

律を巡っての姉妹の関係は、次第に壮絶なバトルへとエスカレートしていく。家の中は、二人の姉妹の感情のぶつかり合いの場となり、過去の恋愛感情と家族の絆、そして物の所有権を巡る闘争が繰り広げられる。