【マルス－ゼロの革命－】を見逃した！見逃し配信で見る方法は？

志半ばで亡くなった仲間の願いを果たすため、大城大木＝ウド（戸塚純貴）からの情報を受け取るべく、國見（江口洋介）が企てるサイバーテロの証拠を得るために向かった待ち合わせ場所には國見が先回りし、ゼロ（道枝駿佑）は動揺を隠せない。逃走中に、桜明学園から離れ自宅に避難していた逢沢渾一（板垣李光人）らにも速やかにその場を離れるよう指示し、なんとか安全を確保する。

國見の追手からの逃亡後、渾一たちは再び桜明学園に戻り放送室に隠れていたが、そこに現れたゼロはウドからのデータ受け取りが失敗に終わったことを報告する。だが、ウドが残した「マルスの魂が眠る場所」という言葉がゼロの心に引っかかり、データが他に隠されている可能性を追求する。

一方で、國見に捕らえられたウドに対し、國見は自分がウドの正体を初めから知っていたと明かす。國見の目的は、マルスをサイバーテロの実行犯に仕立て上げ、ウイルス除去アプリを発表することにより国の救世主となることだった。しかし、ウドも逆転の策を用意しており、「マルスの魂が眠る場所」へ急ぎデータが保存されたUSBをゼロが手に入れる。

その時、國見が現れる。一方で、放送室に籠城していたマルスのメンバーは、再び警察と報道陣に囲まれ、「テロの実行犯」として逮捕されそうになる中、渾一はおかしさを訴え、大人たちに向けて主張を展開する。ゼロと國見の対決、そしてマルスが掲げた革命の決着の時が迫る。

國見亜門が起こしたウイルスにより、日本中でSNSクロッキーのアプリを入れた携帯電話が使用不能になるという前代未聞の緊急事態が発生した。そのサイバーテロの首謀者としてマルスが仕立てられ、ゼロらマルスのメンバーは無実を証明しようと桜明学園に立てこもることを宣言する。

動画研究部の部室に立てこもった逢沢渾一らは、自分たちが犯罪者扱いされるニュースに驚愕するが、ゼロは冷静に次の行動を計画していた。そして「サイバーテロは國見の自作自演であり、ウイルス除去方法を極秘に入手している」と校内放送で発表。これは國見を誘い出すための策だった。

一方、クロッキー社ではエンダーグループの会長・西城澪子が國見と対話していた。彼女は國見とマルスの勝敗に興味を示す。國見とゼロの対決が近づく中、桜明学園には警察が出動し、ゼロは國見の来校を要求するために教頭を人質に取る。

最終的に國見が学園に到着し、ゼロとの直接対決が始まる。

新メンバーの不破壮志（日向亘）を迎え、父であるクロッキー社CEO國見亜門（江口洋介）と決別した貴城香恋（吉川愛）も復帰し、【マルス】は再び動き出す。その中で、桜明学園一帯の携帯が突然フリーズし、使用不能に。この現象は一時的であったが、ゼロ（道枝駿佑）には何かの前触れに感じられた。これは実際に國見が仕掛けた巨大プロジェクトの始まりで、エンダーグループとの業務提携により、SNS「クロッキー」はユーザー数１億人を突破し、公的な身分証とも紐付けられていた。國見は国民がクロッキー無しでは生活できない状態を作り出し、故障を意図的に引き起こすことで国家を危機に陥れる可能性を示唆し、【マルス】に宣戦布告する。

ゼロは、強大な國見に対抗する唯一の方法として、エンダーグループの会長澪子に接触し、クロッキー社との繋がりを断つよう國見の悪事を伝えようと試みる。一方、呉井賢成（山時聡真）は「マルスをやめる」と申し出る。高校生の自分たちには対峙する相手が大きすぎるという苦悩を抱えていた。ゼロは「マルス」の解散を宣言し、単独で行動を開始する。

澪子には國見の悪行を伝えるも、確かな証拠がなく動かせず、「クロッキー社がテロを企てている証拠を持ってこい」と追い返される。テロの証拠を盗み出すことを決意したゼロは、渾一（板垣李光人）も切り捨て、単身でクロッキー社に乗り込む計画を立てる。

クロッキー社の國見亜門による名誉毀損で訴えられ、世論の圧力により活動休止に追い込まれた【マルス】。動画配信者《ミスターK》の扇動によるアンチコメントの増加が原因だった。この状況を打開しようとする二瓶久高と桐山球児だが、球児はホストの雅とのもみ合いの末、非常階段から転落死する。

球児の死後、【マルス】メンバーは無期限の活動休止を命じられ、ゼロは姿を消す。メンバー間の関係も断絶し、【マルス】は事実上の空中分解状態に。しかし、ゼロが突然帰還し、「第二章の始まりだ」と宣言する。

一方、クロッキー社はエンダーグループとの業務提携を開始し、ビッグプロジェクトを進行中。SNS登録者数が急増し、國見の野望が進展していた。エンダーグループの西城澪子は、國見と中国企業の関係を問題視し、提携解消を忠告する。

ゼロの帰還と球児の遺言に触れた【マルス】メンバーは再結集。ゼロは【マルス】を崩壊に導いた香恋を呼び出し、ある事実を告げる。

クロッキー社の個人情報流出を告発した美島零らの動画集団【マルス】は、國見の策にはまり、名誉毀損で訴えられることになる。これまで若者たちから支持されてきた【マルス】の信頼は、國見によって失墜。

その上、動画配信者《ミスターK》にターゲットされ、「マルスを社会から排除せよ」との扇動でアンチコメントが加速する。この状況を受け、ゼロは「借りは返すが、まだその時ではない」とメンバーに告げる。

しかし、二瓶久高と桐山球児はこの状況に納得がいかず、桜明学園３年の真中凛からの依頼を受け、夜の世界の闇に単独で挑む。凛はホストの円城雅に関するトラブルに巻き込まれていた。一方、ゼロは逢沢渾一に、クロッキー社のスパイが彼らの近くにいると告げる。

久高と球児の行動は《ミスターK》の標的となり、ゼロは裏切り者＝スパイが仕組んだ可能性を考える。そして、裏切り者の正体が明らかになり、【マルス】に悲劇が襲う。第一部は衝撃の完結を迎える。