ザ・トラベルナース（2024年版）を見逃した！見逃し配信で見る方法は？

アメリカの高度な看護資格「NP（ナース・プラクティショナー）」を持つ那須田歩は、道端で呼吸困難に陥った卓球少女・浅倉七叶と遭遇。元看護師の八木めぐみの助けを借りながら、救急車を待つ時間も惜しいと判断し、自ら適切な医療処置を施して七叶の命を救う。しかし、この応急処置が後に波紋を呼ぶ事態となる。

七叶が搬送された「西東京総合病院」で、応急処置中に肋骨を骨折していたことが発覚。最年少の日本代表入りを目指し七叶を厳しく指導してきた母・美里は激怒し、歩と病院を訴える意向を表明する。命を最優先したと胸を張る歩だったが、病院の評判を守ろうとする院長・薬師丸卓は慎重路線を貫き、歩を謹慎処分に追い込む。

一方、患者を人として見ることを信条とするスーパーナース・九鬼静は、美里と薬師丸の心を揺さぶる独自の行動に出る。九鬼の介入により、命の重さと医療の現場での判断についての議論が深まっていく。

そんな中、病院内がさらに騒然となる出来事が発生。七叶が病室から突然姿を消し、関係者は大混乱に陥る。歩の判断が本当に正しかったのか、七叶はどこへ消えたのか――それぞれの信念と選択が交錯し、医療の現場が問われるドラマが新たな局面を迎える。

西東京総合病院に招聘された天才外科医・上杉基弘（三宅弘城）。「神の手」と称されるほどの技術を持つ彼は、コミュニケーションが苦手で声も極端に小さいながらも、全国から患者が押し寄せる存在だった。入院中の患者・六平拓（やす）も、ついに1週間後に上杉による手術が受けられることになり、大きな期待を寄せていた。

しかし突如として、上杉が「医療への熱意を失った」と辞職を願い出る。院長・薬師丸卓（山崎育三郎）は困惑し、周囲も驚愕。熱意にあふれていたはずの上杉に、一体何があったのか。その腕に敬意を抱くトラベルナース・那須田歩（岡田将生）は、彼の力になりたい一心で事情を聞こうとするが、上杉は心を閉ざし、何も語ろうとしなかった。

一方、新米ナース・中村柚子（森田望智）は、ナースとしての適性に悩み、自分が役に立たないと感じる日々を過ごしていた。プライベートで配信するSNS動画の再生数も伸びず、「誰からも相手にされない」と思い詰める。

そんな中、柚子が上杉の秘密を知る出来事が発生。その秘密とは、上杉が医療への熱意を失った原因でもあったが、柚子はそれを知りながらも、バズりたい一心で彼を盗撮。上杉の尊厳を踏みにじる暴露動画を作成してしまう。

動画が拡散される前にそれを知った歩とスーパーナース・九鬼静（中井貴一）は激怒。柚子の行為が病院内外に与える深刻な影響を訴え、厳しく問い詰める。柚子も自分の行動が軽率だったと気づき、後悔し始めるが、動画がすでに誰かの手に渡った可能性が浮上。事態はさらに混迷を極める。

一方、上杉も静の言葉に触発され、再び医療に向き合う決意を固め始める。彼が抱える秘密、そして辞職願いの本当の理由が明かされるとき、上杉の手術を待ち望む六平や、周囲の人々の想いもまた動き出す――。

スーパーナース・九鬼静（中井貴一）の少年時代を知る同級生・五味武久（段田安則）が、がんを患い、静が勤める西東京総合病院に入院する。しかし、入院初日から五味は傍若無人な態度を見せ、部下の茶谷啓介（中島広稀）に暴言を浴びせ、中堅ナースの金谷吉子（安達祐実）や新米ナースの中村柚子（森田望智）にも冷たく接する。特に吉子と柚子は普段から意見がぶつかりがちで、歩（岡田将生）はその関係を修復しようと奔走する。

しかし、ある日、不満を募らせた柚子が「吉子の指導は完全なパワハラだ」と看護部長・愛川塔子（寺島しのぶ）に訴える。塔子は吉子のプロ意識を評価しつつも、指導の在り方を見直すよう促す。

その矢先、五味の病状が悪化し、手術適応外となる。絶望からさらに横暴な振る舞いを見せる五味に対し、ついに柚子が怒りを爆発させ、医師でもないのに勝手に余命宣告をしてしまう。この行動に激怒した吉子は、柚子に痛烈なビンタを浴びせる。その騒動を知った院長・薬師丸卓（山崎育三郎）は、塔子に吉子の解雇をほのめかし、事態は混迷を極める。

一方、死期が迫る五味に、静は懸命に寄り添い、彼の心の奥にある後悔や孤独に向き合おうとする。果たして、病院内で起きた一連の騒動と五味の心に秘められた真実は、静によってどのように癒されていくのか――。職場での対立や病との闘いが交錯する中、それぞれが抱える痛みが浮かび上がる。

　ある日、西東京総合病院の大部屋に２人の患者、斉藤四織（仙道敦子）と四宮咲良（白本彩奈）が入院してくる。実は同じ部屋には、近所でもクレーマーとして有名なモンスターペイシェント・四谷純子（西尾まり）も入院中。

この日も採血に手間取る新米ナース・中村柚子（森田望智）を、激しい口調で一方的に叱責し始めた。

しかも…同僚のナース・パクイジュン（キム・ヒョンユル）が何とか落ち着かせようとするも、度を越した純子の態度を見かねたトラベルナース・那須田歩（岡田将生）は真正面から苦言を呈し、火に油を注いでしまう結果に！ スーパーナース・九鬼静（中井貴一）が間に入り、その場はひとまず収めたものの、歩に対する純子の怒りは一向に収まる気配がない。

　そんな中、歩を名指しで誹謗中傷する匿名コメントが、病院の口コミサイトに投稿される。それは「患者をだまして死なせたことがある」という、歩本人も身に覚えのない内容で…！

　その矢先、あってはならない医療事故が起こってしまう。あろうことか、歩が配膳ミス!? 歩から手渡された食事を口にした四織が、食物アレルギーの発作で苦しみだしたのだ！ ちゃんと確認してから配ったはずなのに――まさかの事態に歩はうろたえ…。

西東京総合病院で働く看護師・森口福美（野呂佳代）は、マッチングアプリで出会った男性との初デートを楽しみにしていたが、相手が現れず落胆する。同じ日、病院には虫垂炎の患者・三原裕樹（馬場徹）が搬送され、翌朝に容態が急変するも、消化器外科医・大貫太（マキタスポーツ）が緊急手術を行い、三原は回復の兆しを見せる。

翌日、三原の顔を見た福美は驚く。彼こそが、前日にデートを約束していた相手だったのだ！運命を感じた福美は、看護師として三原と接する中で、次第に彼に対する恋心を募らせていく。

しかし、退院を控えた三原が突如腹痛を訴える。検査をしても異常が見つからず、トラベルナース・那須田歩（岡田将生）は他の科にも検査を要請するが、他科の医師たちは協力を拒み、たらい回しにされてしまう。結局、腹痛の原因は不明のままだった。

その後、三原が右腕のまひを訴え始め、次々と現れる謎の症状に対応を迫られる。歩と九鬼静（中井貴一）はこれまでの経緯から、ある可能性を疑い始めるが、果たして三原の症状の真相とは何なのか――。

労働基準監督署から、西東京総合病院に時間外労働の是正勧告が届く。新院長の薬師丸卓（山崎育三郎）は、外科部長の神保輝之（要潤）に対し、外科全体での超過勤務が目立つことを指摘する。神保が舵を取る外科では、業務負担を分散する「チーム主治医制」が機能不全に陥っていた。しかし、神保は「患者の命がかかっているのに、定時で帰る医師などいるわけがない」と一蹴し、定められた勤務時間外でも献身的に働いていた。そんな神保を、トラベルナースの那須田歩（岡田将生）は優秀な医師だと称賛する。

その矢先、エリート商社マンの二宮正男（井上祐貴）が入院するが、彼は神保が推奨する手術を断固拒否し、入院期間が長くなる抗がん剤治療を希望する。歩はその理由を不思議に思うが、スーパーナースの九鬼静（中井貴一）は二宮が社内で「社内ニート」として疎外されていることに気づく。

まもなく、静は神保が執刀する手術にオペ看として参加する。手術の助手を務める若手外科医・小山衛（渡辺大知）の不安定な手つきに苛立った神保は、手術を単独で鮮やかに完遂する。しかし、術後に静は“ある異変”に気づき、同時に歩も、若手外科医たちの行動に違和感を覚え始める。

2022年、ニューヨークで難病を患ったスーパーナース・九鬼静（中井貴一）の手術が無事成功し、トラベルナースとして現地で働いていた那須田歩（岡田将生）。2年後、日本に帰国した歩は、新たな勤務先「西東京総合病院」へ向かう途中、立ち寄ったおむすび店で横柄な客・大田黒勝一（内藤剛志）が血痰を吐いて倒れる場面に遭遇する。

すぐに応急処置を施し、大田黒を「西東京総合病院」に搬送するが、意識を取り戻した大田黒は依然として横柄な態度を取り、「特別室へ運べ！」と要求。困惑する外科医の神山直彦（風間俊介）らに、大田黒はつい先月まで院長を務めていたが、汚職やパワハラで解任された人物であったことが判明する。

クリーンな組織改革を進める若きカリスマ新院長・薬師丸卓（山崎育三郎）は、コンプライアンス上、大田黒を特別扱いするわけにはいかず、彼を離島の分院に入院させる手配をする。怒りに満ちた大田黒は抵抗するが、結局追い出されてしまう。

その後、歩は偶然にも九鬼静と2年ぶりに再会するが、その矢先、離島に向かっていた大田黒が再び倒れてしまい、物語は新たな展開を迎える。